「もう分かんないのよー!忘れちゃうの!私、病院に行ったのよ。認知症って言われたんだから。分からないのよ!」と捲し立てるように話す。


「まだまだ何でも出来るから〜お世話になる事なんてないのよ。」とご機嫌な声。


どちらも義母。



本当に上手く使い分けているなぁ〜。

分かってしているとしたら『認知症』ではないのでは?と疑いたくなる事も。



『分からない。出来ない。』

そう言うと子供達は周囲に迷惑をかけられないから動く。


『出来る!大丈夫!』

と言われたら手を出したくても出来なくなる。


『認知症の高齢者』と『出来てる高齢者』を上手く使い分ける義母に翻弄される家族。

手のうちようがない。


昨夜も義母と義妹がご迷惑をおかけしてしまったらしい親戚からの電話にひたすら謝罪する私。

これは私の仕事だろうか?