本当に久しぶりに近所に実家がある知人に会った。
買い物中の立ち話だったけれど、懐かしいさを感じるぐらい久しぶりだった。
10年ぐらい前は頻繁に実家に帰ってきて、ご両親のサポートをされていたので近所の私達とも会う機会があったけれど、今は…。
「父と揉めて介護から手を引いたんだよね。結局、手伝いなんて何にもしなくても兄が優先なんだよね。長男!長男!」
「ちょっと忙しくて都合つかないと、娘なのに冷たいとか、役に立たないとか言われちゃって。疲れたんだよ。
極めつけは遺言。兄に全部やりたいから放棄してくれって。」
「財産なんて大してないから、お金の問題じゃないんだけどね。なんかイヤになっちゃって。もう親孝行したかな。もう良いかなってなったんだよね」
と。
ぱったり見かけなくなったから何かあったのかなとは思っていたけれど、そういう事だったんだぁと。
確かにうちの兄より1つ2つ下のお兄さんがいらした。
でも、大学から県外で就職、結婚も他県、
ご実家の事は彼女が仕切っていたけれど。
全部「長男」かぁ~。
頑張っていた彼女を知っています。
体調の悪いお母様のフォローをして、施設利用の手続きやご実家の家事もパートの合間にしていました。
それでも「長男」なんだ。。。
古い考えの親世代には「長男第一」も根強いですよね。
義父もその傾向があります。
分かりますが……彼女、悲しかったでしょうね。
虚しかったでしょうね。
サッと距離を空けようと動くほど、何か切れてしまったのかな。
現在は他県に暮らすお兄さんに全て任せた形にしているけれど、結局はケアマネさんが頑張ってくださっているようでご両親から時折来る電話にもほぼ出ないと。
家族って難しいですね。
悪気なく「長男」と言ったご両親。
妹がみるものだと疑わなかった兄。
ちょっとした言葉
ちょっとした気遣い
そんなちょっとした事で避けられたのかなと思うけど。
本当に家族って難しいですね。