1年ちょっと前に亡くなったご近所さん。

90歳ぐらいまで1人で暮らされていた女性です。


葬儀の案内も

家族だけで見送りましたの話も

なんにもなく

仲良くされていた皆さんは寂しく思われていました。

もちろん私も。



亡くなってすぐ家は壊され、土地を売られ、

今、2軒の建て売り住宅が建築中です。


あ〜早いな。

もう景色が変わり、人が変わり、時が流れるんだなぁと何だかしんみり見ていました。




最近、耳にした話でビックリ。


疎遠気味だった息子さん2人で相続で揉めていると…。


おばあちゃんは倹しく、贅沢もせず、

「介護とかなったら、お金がいるからね。タクシーだって、そうそう使えないわ」と杖をつきながら歩き、

「すみません」と言いながら、バスの高いステップを時間をかけて上がるのを見かけたものです。


介護施設にも病院にもお世話にならず、自宅で倒れ、そのまま亡くなったおばあちゃん。


何にもしなかった息子さん達が何を揉めることがあるんでしょう?



こんな事ならタクシーだってバンバン使ったら良かったね。


宅配弁当を取りたいっておっしゃってパンフレットをお渡しした時「ちょっと贅沢かな」と悩んでやめられたようだったけど、高いなんて贅沢なんて考えず楽をして美味しい物を食べたら良かったね。



一生懸命に自分の為と息子達に迷惑がかからないように節約されていたのにそれがケンカの素になってしまったなんて…。


あちらの世界できっと哀しく見ていらっしゃるだろうな。




母には再度言っておかないと

「お金は過度に節約せずに使う!」

うちの場合、母が節約したところで大した金額は残らないけれど、それでも揉める時は揉めるのだから。

要注意です。