早いです。

父が亡くなって丸1年が過ぎました。




事務的な事や後始末で、ただただ慌ただしく日々が過ぎていた早春。


落ち着かない日々の中、弔問してくださる方達に感謝した夏。


一息ついて、やっと1人涙を流せた秋でした。




1年忌も母と2人で済ませました。




夫は帰ってくると言ってくれたけれど、年末またすぐに帰省する予定の夫に無理する必要はないと言いました。


兄に日程を伝えたけれど「帰る」って話はなく「必要なお金があれば言ってください」とメールがありました。


兄の奥さんは

「日程を合わせて帰省出来ずにすみません。」と別件で連絡があった時にLINEがきました。


兄夫婦には「大丈夫です。気にしないでください。当日、南の空を見上げてもらえたら嬉しいです」と返信後

「子供達にも伝えますね。南の空に合掌します」と返ってきました。



こんな感じで良いでしょう。

皆んな忙しいんですから。


うちの家族らしいです。




義理親からきた電話で

「そんな淋しい法事はない」

「誰も呼ばない、来ないなんて聞いた事ない」と言われましたが。

「うちは良いんです。これでいいんです。」

「何かにつけて集合をかけられても大変ですからね。人が集まると良い事ばかりではないし。」と返しました。

まだまだ納得いかない、物言いたげでしたがスルーです(笑)






お父さん


1年、そちらでの暮らしはどうですか。

落ち着いたかな。

先逝った皆んなに会えましたか。

賑やかな叔父さん達に押され気味だろうけど、たまにはゆっくり音楽を聴いたり本を読んだりする時間があると良いね。


今でも最後に強く握り返してくれた手を思い出します。

そして「早く会い」と願います。


早く会いたい。。。






父が亡くなった後、ふと耳にした『木蘭の涙』

声をあげて泣きました。

目の前の窓には沈む太陽と父の育った山がありました。



「出来るだけの事はした」

「ちゃんと頑張った」

はずなのに後悔と淋しさで苦しくなったり。


そんな時は二階のソファに座り窓の外を見ます。

変わらない景色が変わらない父からの愛情のように感じられるから。



1年…あっと言う間…