昨年末、父が亡くなりました。


80代半ば。


申し分ない年齢です。

そこに後悔はありません。



時系列はバラバラになりそうですが父をおくった事、その経過、私の感情などを何回に分けて書いていきたいと思います。


金額などは参考になる方もいらっしゃるかと思います。





そろそろ危ないと言う事だったんだと思います。

亡くなる前日、ICUから一般病棟に移り面会を許されました。

病院側の配慮でしょう。



ガラス越しではない父に会うのは転院の時以来、1年ぶりでした。


父は両手にミトンを付け、沢山の医療機器のお世話になってベッドにいました。


息をする事さえ辛そうで…。

私と母に気付いて何か言いたそうにしていたけれど声にはならず。

こちらの呼びかけは分かっているようでした。



兄から送られてきた姪の写真を見せたり、庭木の話をしたり、クリスマスツリーの話しをしたり。

いつもの会話を普通にして。


帰り際、私は父の額にキスをして

「ゆっくり休んで。また、すぐに会いにくるよ」と声をかけて。

分かったのか静かに目を閉じる父を見て部屋を出ました。


あの時、、、、

「大好きだよ」と言えば良かった。

「ありがとう」と伝えれば良かった。


あの時なら、まだちゃんと伝わったのに。


でも、それを言葉にすると最後になりそうで言えなかったんです。


母を実家に送り、一人家に入り玄関ドアを開けた瞬間、声をあげて泣きました。


夫がいない家。

1人の部屋。


大声を出して泣けました。





翌日は朝からかかりつけ医に行き薬をもらったりして、いつ電話がきても動けるようにしていました。


嫌な予感がは当たらなくてよいのに当たります。