ドビュッシーとFOUJITAの出会い
九月決算期の連休前です暫くヒマヒマ~だったPassionの業界もにわかに忙しくなり、バタバタバタと目が回りそうな日々を過ごしております急に忙しくなると、何やかやとスムーズに行かない事が沢山出てきて、ウ~と唸りたくなる様な状態・・・そんなささくれた気持ちをリフレッシュさせる為にとあるピアノコンサートに行ってまいりました場所は芦屋のとあるこじんまりとしたサロン 晩夏の暮れゆく空をカーテン越しに感じながら、素晴らしいピアノ演奏を堪能させて頂きましたピアニストの方はパリ国立高等音楽院教授で笑顔がとっても魅力的なムッシューYves Henry今回のテーマは「ショパンからドビュッシーに引き継がれたもの」という内容で、この二人の偉大な作曲家達の名曲を解説を交えなが弾きき比べるというものでしたショパンのお弟子さんからピアノを教わったというドビュッシーは書く曲がショパンとほぼ同じ長さだったり、同じト長調をつかったりと、似ている部分が沢山あるそうですしかも、コンクールで弾く曲はショパンが多く、ショパンを知り尽くしたという感のあるドビュッシーだった様ですそう言われてみれば、何となく似ているなぁ・・・とも思える曲が沢山あり、ズブの素人であるPassionもとっても勉強になりましたdouble noteとかetc・・・普段何気なく聴いている曲もこうして論理的に解説されるとまた一味違った聴き方がありますよね特に印象に残った曲はショパンの「舟歌」「前奏曲op45」「子守唄」「前奏曲op28-2,3」とドビュッシーの「金色の魚」「映像第1集水の反映」「月の光」「雪の上の足跡」の比較圧巻だったのがドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」とショパンの「幻想ポロネーズ」の聴き比べでしたまた、「牧神の午後への前奏曲」はご存じニジンスキーの大胆な降り付けと前衛的なBalletに、いろいろな話題を呼んだ作品ですが、この曲はピアノ向けではなく、もともとオーケストラ向けに作られていますが、Yves Henry教授の手に掛ると、素晴らしい構成の曲となりましたショパンの「幻想ポロネーズ」はショパンの晩年に書かれた曲で、この曲を書き終えたショパンは家族に「この曲は果たしてポロネーズなのか、それとも私の幻想なのか・・・」と、伝えたそうですが、彼の言葉通りのタイトルがついた様ですリストを得意とされる教授の力強く情熱的な演奏で「幻想ポロネーズ」は聴衆の私達を見事に幻想の世界の中に引き込んでしまいました~そして、この日会場でもう一つの出会いがありましたそれはサロンの壁にナ・ン・トあの藤田嗣冶氏の版画原画が飾られていたのですよ~ 一瞬、自分の目を疑ってしまいましたが、主催者の方にお尋ねすると、まさに藤田画伯の作品だとの事でしたこれも画伯の晩年の作品だそうですが、この当時画伯はParisで貧しい子供達を集め、モデルとして絵を描いたらしいですが、その中の一枚がこのGIGOLETTE(ジゴロ)です。首に狐の毛皮を巻いた少女が煙草を片手に街角に立っている図・・・ちょっと退廃的な印象を受けますが彼女の表情は実際にそんなに辛そうではないと言うのがこの絵の特徴ではないか?と私は思います。この絵の持ち主の方はこの絵との出会いをまさに「ご縁」だとおっしゃっていました。そして、私もここでこの絵に出会った事は不思議なご縁だと思います音楽と絵のコラボレーションは昔から不可欠だった様ですショパンは画家のドラクロアと親交があり、音にどうやって色をつけて行ったら良いかなどとお互いに話し合っていたとのお話も伺い、とても興味深かったです。そういえば、先日東京でドビュッシー展を見に行った時、藤田画伯とサティと一緒に写っている写真もありましたっけ・・・思いがけず、色々な芸術に触れる事が出来た晩夏(初秋)の夕暮れでした・・・たまにはいいですよねこんなサロンコンサートもPassion