カサンドラ人生で失くしたものは

時間と感情だった



長い時間の中で私は

感情を失くしていた



春に桜の花が咲きみだれても

夏の夜空に輝く大きな花火があがっても


「きれい」その一言さえ 

心に浮かばなかった



私の感情は

桜の花びらのように

夜空の花火のように


散って失くなった