愛猫チチの命日に・・・ | 天使のエッセイ

愛猫チチの命日に・・・



基本的にわたしはものすご~く精神不安定な人だけど

昨日は本当に気分が重かった。


朝、目を覚ます時点から
ちょっとおかしな猫がらみのトラブルが続いたりしたこともあって、

うちの彼が起きてきて、いろんなことを言い始めた時には
ついにぶっち切れてしまって、

久々にかなりひどいムードスイングを起こした。



最近は切れてもすぐに元に戻れるようになっていたんだけど、
脳が「うつ」の回線につながりきっているのを感じて、

「ああ!これはヤバイ!」ってマジで思った。



それでずーっとそのモードをひきずったまま、
夜になってしまったんだけど、

そのとき突然気づいた!



「今日はチチ(愛猫)の命日だった!」




ちょうど去年の昨日の朝、チチは体を発った。


それに気づいたら思わず泣いてしまった。




わたしは、天国へ行った子たち、今一緒にいる子たち、
どの猫たちもみんな愛しているけど、

チチが100匹に一匹?
いや、1000匹?
それとも世界で一匹の
とても特別な子だったことは否めない。


そのほかの天国へ行った子たちのことも
わたしは時々思い出して泣くけど、

チチはなんだかそういうのとも違って、
決してわたしのハートから去っていかない子という感じがする。



だから今でもチチが去ったばかりのころと同じくらい悲しくて、
しょっちゅうしょっちゅうチチのことを思い出していて、

だからなのか、夢の中でいいから会いたいのに
チチはあんまり夢に出てきてくれないのね。


夢に出てきてくれたのは、今までにたった二回だけ。




それにも増して、去年チチが死にかけていた頃、
わたしは日本にいたんだ。


旅を決めてチケットを取ってすぐに
チチの様態が急激に悪化し始めたんだけど、

わたしは予定通り旅に出てしまった。


その間、日本にいる間も本当にいろいろあったんだけど、
生きた心地のしない日々だった。



日本行きをキャンセルしなかったことには
いろんな理由があるけど、

多分、チチの現実と向き合うことができなくて逃げた部分もある。


ひどい不安障害とパニック障害に悩んでいた時期だったから。



けれども逃げても結局
毎日パニック障害の呼吸困難とともに目を覚ます日々で、

毎日一日のほとんどを泣いてすごした。
毎朝毎晩、一日二回、
うちの彼とスカイプで話しては大泣きしていた。



何度も帰りを早めることも考えた。

けれどもやっと、予定の帰る日が近づくと、
今度は体を壊して飛行機に乗れない状態になってしまった。


それでも出発の朝まで出る気でいたのだけど、
結局、あまりの体調のひどさに3日出発を延ばした。



3日後、まだ咳もかなりひどく、
まるっきり声が出ない状態で飛行機の乗った。


どうやってあの状態で
飛行機に乗ってここまで帰ってこられたのか、

今でも不思議なくらい。




チチは
どうやって命をつないでいるのか謎だというくらいの状態で

わたしを待ってた。



もうここしばらくはずっと、
姿を隠すようにしていたと彼は言ってたけど、

わたしが帰ってきたのに気づくとチチは
隠れていたクローゼットの中から出てきた。


わたしは泣きながらチチに話しかけ続けた。


チチはわたしとの再会をすごく喜んで、

ずっとそれを聞いていた。



その後でチチは、もう何も食べられない体なのに、

わたしにご飯を食べて見せてくれた。



その夜はチチとパパとママと3にんで一緒に寝て、

翌日からチチはもう水を飲むこともできなくなった。


そしてその翌朝、天国へ行った。




今でもあのときの話を書いているだけで泣けてきてしまうんだけど、

その後、わたしの中ではいろんなことが変わった気がする。


それによる大きな心の傷も残っているけれど、

何よりも強く優しくなったと感じる。


不安障害、パニック障害も
ほとんど生活に支障をきたさないレベルになった。



今もうちには病気を抱えている子が一匹いるけど、
去年の自分からは考えられないくらいに

冷静に温かく向き合えている。


なぜチチにはこうやって向き合えなかったんだろうと思うと
ちょっと罪悪感を感じてしまうのだけど、

今のわたしはあれを体験したからこその
わたしでもあるのだと思っている。



今病気の子はチチの兄弟。


うんと幸せで平和な
残りの日々を過ごさせてあげようと思っている。



一年後にあの日々を思い出しながら、

もう一度、
チチにありがとうラブラブ


I love you so much. ドキドキ





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