余命数年 | 天使のエッセイ

余命数年



今日は天国へいった愛猫チチのことが強く出てくる日だった。


わたしにとって今まで天国へ送った猫たちは
どの子もとても大切で深く愛した子達ばかりだったけど

そのなかでもチチは何かとても特別なものを持った子のように思える。



天国へ行く子たちはみんな亡くなってからしばらくの間はわたしの手元に残り、
そしてやがては天へとのぼっていくのだけど、

そんななかでチチはいつまでもわたしのそばにいつくような子のように思える。



あの子がいってから2ヵ月半たつけど、
今もわたしは毎日のように彼女のことを思い、

彼女のビジョンを見たり、彼女の声を聞いたりする。


何かをチチに話しかければ、すぐに彼女からの答えが返ってくる。



この家の中には彼女がまだここにいることのサインでいっぱい。



今日もあの子のことを思い出してひと泣きした。


最近はいろいろなことで精神がもろくなっているので、
もともと泣き虫なわたしは通常以上に涙もろくなっている。



そしてその後でヨガをしているときに、ふとこんなことが頭をよぎった。



チチは8歳で癌で亡くなったけど、

その猫年齢をわたし流に人間年齢に換算すると55歳くらい。


もしかしたらわたしもそのくらいの年齢で癌で死ぬのかもしれない。



・・・・・・・そんなふうにいうと、ものすごく不吉な想像のように思えるけど、

ひき続いてわたしはこう思ったんだ・・・・・・。



もしそうなら、今みたいに落ち込んでばかりいるのはバカバカしい!

残された年月、もっともっと自分の時間を大切にして、
楽しく、明るく、笑いながら生きよう!


楽しいことをたくさんして、
大好きな人たちと時間を過ごして、
おしゃれして、
おいしいものを食べて、
歌って、
踊って、
自分の周りにいる人たちを大切に愛して、
ネガティブで気分が重くなるようなことに時間を使わず、
たくさん笑って、
茶目っ気たっぷりの可愛いわたしでいよう!


・・・・・・そしてそう思った後で、さらに思った。


それならなぜ今そうしないの?


そうする代わりに
楽しむことを後回しにして、
大好きな人たちよりも商売相手や取引相手を優先して

もし本当に55歳で死んだら、決して行き着くこともないほどの
遠い未来のことを心配し、
起こってもいないことを想像して恐れることに今の時間を使い・・・・・・


なんでそんなバカなことしているんだろう!・・・・って。



そしてそんなことを考えていたら、
自分の上にかぶってた皮がするっとむけたような感じがした。




もちろん、こうありたい、ああありたいと口で言うのは簡単。


でも実際にそうあることはそれほど簡単ではない。



実際に癌を宣告されたら、
今は想像もつかないような感情を数々味わうことになるはず。


けれども逆に言えば、癌を宣告されることと比べれば
今、わたしが向き合っている不安や恐怖などは
屁みたいなもんなのに、

なんでそんなものに振り回されているんだろう?



なんかそう思ったら、
今こうやって不安や恐怖につぶされていることがバカバカしくなってきた。




いつ自分の命が終わっても後悔しないような生き方をしよう!



これは実は、わたしが大学生の頃にあるきっかけを通して

ドキドキして眠れなくなるくらいに強く感じ、誓ったことだった!



実際にあのセンセーションを感じた翌日から世界は全然違って見えたし、

自分自身も変わった!


あの時にわたしはただのキレイ系女子大生から「自由なわたし」になった!



そしてそれ以来、多少ぶっ飛んでいても、変わり者と人に言われても、

自分の欲求や情熱や好奇心にしたがって生きるようになった!



そしてそのわたしが今のわたしになったんだ!



世の中の洗脳とか型とかに押され、
苦しみに押しつぶされて、忘れていたことだったけど、

ふと自分の哲学のベースを思い出した。



これからまた初心に返って

フレッシュな気持ちで若者に戻って生きていこう・・・・・・・キラキラ



いつ自分の命が終わっても後悔しないように!





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