天使猫とわたしのパワー | 天使のエッセイ

天使猫とわたしのパワー



メンタル的に非常に壮絶だったあの旅から4週間ほどがたち、

その影響でちょうど1ヶ月前から始まった気管支炎も
やっと少しずつ落ち着いてきて、

今はオヤジのようなくしゃみをしながら、
呼吸器官の最後のお掃除をしている段階になった。




愛猫のチチが体を発って4週間。


そこからの精神的ダメージも想像を超えて大きくて、

泣いてばかりで何もする気になれなかったここしばらく。



けれどもその涙の質は徐々に変化し、
悲しみ、苦しみ、後悔、懺悔の涙から、愛と感謝の涙に変わり、

それと共に泣くことも少しずつ減っていった。




そんな時、1週間ほど前のこと、

うちの彼が何気なく窓の外を見て、

大きな虹を発見!虹



思わず外へ走り出て空を見上げる。


「これはチチからのメッセージだ」と言う彼。


わたしもそう思った。



チチは虹の橋に着いたんだ!



「チチはもう大丈夫だよ。

明るくて、楽しくて、愛いっぱいの幸せな場所についたから。

もうどこも痛くないよ。

だからママも、パパも、もう悲しみや苦しみを解放して
前に進んでもいいんだよ。

チチを解放して虹の橋へ行かせて」



そんなメッセージを聞いた時、

わたしは嬉しいと同時にとても悲しくなった。



確かに楽になりたいんだけど、

まだチチを手放すのは嫌だと感じたから・・・・・・


悲しくても、苦しくても、ずっとチチのそばにいたい、

ずっとチチを覚えていたいと・・・・・・・



その時、空に白い霧の雲が浮かんできて、

虹が消えていった。


最後に残った虹の切れ端は空高くへとまっすぐに伸びていて、

まるでチチが空高くへと飛び去っていくように感じて、

わたしは悲しくなって少しだけ泣いた。



うちの彼も同じメッセージを感じていたのか、


「チチをずっといかせたくないと思うのは自分のわがままだよね。

チチをいかせてあげたほうがいいのかなあ?」と言った。



「別に何も決めなくてもいいんじゃない?

自然にいれば。」



・・・・・・そのわたしの言葉はもっともなんだけど、

その言葉の裏には、まだまだチチを抱きしめていたい自分がいた。




そして、そんなことがあった数日後。


日本の友達から小さな小包が届いた。



なんだろうと思って包みを開けると、

そこからはなんと!


テトが出てきた!



「風の谷のナウシカ」のテト。



実はチチの本名はテト。


初めてチチが兄弟たちとうちに来たときの
ほかの兄弟とは違うチチの様子、キャラクターに、

ナウシカのテトを想像させられて「テト」と名づけたのだった!



テトという名前はとてもスペシャルでお気に入りで、

ニックネームの「チチ」同様、両方使われていた。



突然、小包の中からテトが出てきたので、

わたしは思わず泣き出してしまった。



とてもよくできたフィギュアで、
ナウシカのテトとわたしのテトに共通した

とても賢そうな瞳の輝きまで思い出した。



そのテトのフィギュアは、
チチを執着せずに解放しなくてはならないのだと感じて

すっかり落ち込んでいたわたしに、


「大丈夫だよ、ちゃんとママのそばにもいるから」


・・・・・・そう言ってくれているように思えた。



本当に素敵な贈り物。 ラブラブ




そんな出来事が重なりながら、
少しずつ、少しずつ、前に進む準備も整い始めている。



悲しみを感じる間もないほどに自分を忙しくして、
早く前に進みたいとも思ったのだけど、

どうしてもそうすることができなかった。


完全にショートしてしまっているように、
ただぐったりとして何をする気も起こらなかった。


咳もずっとひどかったし・・・・・・・・カゼ



ただ、ひとつだけとっても不思議だったのは、

なぜか今、とってもパワフルになっている自分を感じること!



この一連の出来事の中で、不安障害がほぼ完全に消えてしまった!


感情は大きく動いていても、
それらと自分を切り離して、ただ観察し、見守ることを
生まれて始めてできるようになった!


だから大きな苦しみの中にいる時も、
それと同時に、

それでも自分は大丈夫なんだと感じられるようになった。



また、感情に振り回されない自分になれたことによって
真実が見え初め、すべてが腑に落ち、

自分のすごさ、素晴らしさ、美しさを感じ始めると同時に、
とてつもなく大きな自信がわいてきた!



自分の中には今後についての具体的なビジョンもあるので、
少しずつ、少しずつ、コツコツと目標へ向かいながら、

より自分らしい生き方、成功へと向かっていこうと思う!キラキラ




Image result for rainbow bridge