この夜空。
今、君も見ているのかな。
君の瞳で見る東京の街は、どんなふうに見えるのだろう。
輝いてる?
それとも、汚れて見える?
君に出会ったあの日。
君が、私の手を引いてくれたあの日。
私は今まで見たこともないくらい綺麗な瞳に思わず見とれた。
純粋で、汚れを知らない、子犬のような瞳。
「ぼくがきみを守るから。そばにいるから。だから、大丈夫。」
その、何もかも解っているかのような優しい言葉に安心して、
涙が出た。
そして、この人について行こうと思った。
あの頃の私は、騙すことに慣れて、騙されることを知らなかった。
心のない、冷たい嘘。
それでもまだ忘れられないのは、、
君の瞳が嘘とは思えないほど綺麗だったからだと思う。
次に会うときにはもう、君は私のことなんて覚えていないでしょう。
そしたら私も知らないフリをするの。
一度だけでもいいから、君とまた甘い夜を過ごすため。
お決まりのシナリオでいい。
・・・君が好きなの。