どうして私は、こんな奴と出会ってしまったんだろう。
神様が導いた出会いだとしたら、
これはきっと、神様の大きなミスだ。
「あんたって本当に単純でバカ。」
今日もまた私にだけ毒を吐き散らす。
こんなこと日常茶飯事だから、もう慣れてしまった。
そう。こういう時は無視するのが一番。
…というわけにもいかず、私はまたいつものようにカッとなる。
こいつの何がムカつくって、言ってることがちゃんと筋を通ってるとこだ。
確かに私は単純でバカ。
でも、何もはっきり言わなくていいじゃない!
「だけど、そこがあんたの唯一の良さだよね。」
ほら。こいつはこういう奴だ。
冷たく突き放したと思えば、ちらっと優しさを見せる。
だから私はこいつから抜けらんない。
まあるい、円形の輪っかみたいに終わりも始まりもなく永遠に続く。
言わば無限ループってやつ。
私は彼女に聞こえるように、チッとわざとらしい舌打ちをして、
大声で叫んでやった。
「お前って本当に素直じゃな~い!」
彼女はニッと笑い、ただこっちを見つめていた。
優しい彼女の意地悪な言葉は、今だけ聞こえてこなかった。
“お題bot*さん : 単純、円形、抜けらんない より”