Hugme. -2ページ目

Hugme.

twitterでいただいたお題でショートストーリーを書いています。
全て私の趣味丸出しなので、苦手な方はUターンで。


どうして私は、こんな奴と出会ってしまったんだろう。

神様が導いた出会いだとしたら、

これはきっと、神様の大きなミスだ。


「あんたって本当に単純でバカ。」


今日もまた私にだけ毒を吐き散らす。

こんなこと日常茶飯事だから、もう慣れてしまった。

そう。こういう時は無視するのが一番。

…というわけにもいかず、私はまたいつものようにカッとなる。

こいつの何がムカつくって、言ってることがちゃんと筋を通ってるとこだ。

確かに私は単純でバカ。

でも、何もはっきり言わなくていいじゃない!


「だけど、そこがあんたの唯一の良さだよね。」


ほら。こいつはこういう奴だ。

冷たく突き放したと思えば、ちらっと優しさを見せる。

だから私はこいつから抜けらんない。

まあるい、円形の輪っかみたいに終わりも始まりもなく永遠に続く。

言わば無限ループってやつ。


私は彼女に聞こえるように、チッとわざとらしい舌打ちをして、

大声で叫んでやった。

「お前って本当に素直じゃな~い!」

彼女はニッと笑い、ただこっちを見つめていた。

優しい彼女の意地悪な言葉は、今だけ聞こえてこなかった。




“お題bot*さん : 単純、円形、抜けらんない より”