身近に生えている植物『よもぎ』
古くから傷口に、よもぎを揉み込んだ汁をつけて止血したり、痒み止めとしても使われてきました。
乾燥させて生薬にしたり、お茶にしたり、お餅に混ぜたり広く知られています。
ヨーロッパでは、ハーブの女王として広く用いられています。
お灸に使われている艾の原材料も、よもぎです。
よもぎを乾燥させ、粉砕し、葉の裏のふわふわの繊維(絨毛)を取り、お灸にしていきます。
よもぎの作用・効果
・生薬としては、
艾葉(がいよう)と呼ばれ、血行促進、冷えの改善、月経異常などの婦人科に効く薬として使われています。
・スキンケアでは、
抗炎症作用や鎮静作用があり、日焼け後のケアやニキビ肌におすすめです。
アトピーにも良いとされています。
・入浴では、
乾燥させたよもぎを浴槽に入れたり、よもぎの煮汁を浴槽に入れ、よもぎ風呂にすると、夏場の汗かぶれが治まりやすくなります。
アトピーの方にもおすすめ。
・冷え対策では、
よもぎには血行促進効果が期待できます。
よもぎ風呂はかゆみだけでなく、冷えにも効果があります。
・香りは、
燃やしているときの香りはシネオールという成分が燃えている香りで、ローズマリーやユーカリにも含まれています。スッキリとしたさわやかな香りが広がるため、お灸には香りによるリラックス効果もあります。
その他に、
よもぎに含まれている葉緑素(クロロフィル)は「緑の血液」とも呼ばれています。
血行促進、新陳代謝促進効果が期待できます。よもぎに多く含まれている鉄分と葉緑素の相乗効果で造血作用を促進します。
・デトックス作用
よもぎには利尿効果があり、老廃物が排出されやすくなります。
また、食物繊維も豊富に含まれている為、整腸作用もあり便秘の解消も期待できます。
・美肌効果
クロロフィルによる血行促進、末梢血管の拡張作用により代謝がアップ。
【よもぎ茶】
カフェインレスなので、妊活中、妊娠中、産後の方にもおすすめです。
上記のクロロフィルの効果で冷え性や貧血にお悩みの方にも良いお茶です。
食べても、飲んでも、香りをかいでも、お風呂に入れても、お灸にしても良い万能ハーブ「よもぎ」