2021年3月:

子宮頸がんステージ4Aの告知

扁平上皮がん

膣、膀胱壁に浸潤

骨盤リンパ節に転移

 

2021年4〜5月:

化学療法(シスプラチン)

放射線療法(小線源療法 含む)

 

2021年4〜2023年3月:

治験(免疫療法・キイトルーダ or プラセボ)

 

2021年8月:

寛解 チョキ

 

現在、経過観察中

 

下矢印 2021年の備忘録 下矢印

 

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

 

上差し  前回からの続きです

 


さぁ、めでたく無事に "赤い部屋" からの脱出が果たされたわけですが、、、

今回は少し前にさかのぼって、

入院2日目の食事のお話です。

 

 

私は、土曜日の21時頃に緊急入院となり、

結果、3日目 月曜日の朝イチに退院したので、

 

病院食をとったのは、

入院2日目の朝昼晩の三食でした。

 

 

さて。

病院食の話の前に、少々前置きを。

 

がん治療中の私は、

非常に厳格に食事節制をしていました。

 

主に本やネットから仕入れた情報を

ごちゃ混ぜに取り入れた自己流。

 

医学的根拠が低かったり、

賛否両論的なものもあったとは思いますが、

自分の直感を信じて、

ピンと来たものを実践していました。

 

 

いきなりステージ4と宣告され、

数ヶ月だけでも猶予がほしい、と必死でした。

 

好物でも身体に悪そうなものは

一切口にしなくしたり、

ほとんどアル中だったのに

きっぱり断酒したり。

 

 

基本、意志が弱く、

快楽的な方向に流されてしまう性質なのですが、

 

今、振り返っても、

「あの時は偉かった!」と

自画自賛したいほど、ストイックでした。

 

(ちなみに、現在は、断酒と夕食抜きだけ続行中。それ以外はボロボロ。)

 

 

長くなるので、これくらいにしておきますが、

詳しくはこちら。↓

 

 

下差し  よかったら読んでね気づき

 キラキラアメトピ掲載されましたキラキラ

 

 

ま、そういうわけで、

 

マイルールにそぐわないものは食べないと

固く心に決めていた私は、

入院した時の食事を見て、ほとほと困り果てました。

 

 

朝:

トースト2枚(バター、ジャム付き)

シリアル(+牛乳)

バナナ

加糖ヨーグルト

 

昼:

チキンクリームパイ(インゲン添え)

マッシュドポテト

小さいチーズ+クラッカー

クッキー2枚(小袋入り)

 

夕:

ハンバーガー(なぜか大量のグリンピース添え)

角切りフライドポテト

生のベビーキャロット(小袋入り)

ブラウニー

 

毎食、濃縮還元ジュース付き。

 

 

ところで、

いきなりですが、、、

 

私の両親は、昭和初期生まれ。

おまけに、祖父母も同居でした。

 

あーだこーだと色々うるさくて、

中でも、食事はその一つ。

食べ物にケチつけたり、選り好みをすると、

こっぴどく叱られたものでした。

 

なので、出されたものに文句を言うのは、

本当に本当に気が引けるのですが、、、

 

 

でもでもでも!

 

病院食的にこれはどうよ?

いくら何でもこの献立はダメでしょ、って思うんですわ。

 

必死こいて

がん撲滅運動を繰り広げているのに、

こんなもん食べたら、元の木阿弥。

 

わたし的 NG食物のオンパレードです。

 

 

好みの問題はさておき、

とにかく大前提として、

 

これら献立、

栄養のバランスがめっちゃ悪いですよね。

 

素人目からしても、

タンパク質、ビタミン、ミネラルが

圧倒的に足りない。

糖質、脂肪ばっかり。

 

「(この地のどこの病院でも)病院食は、

味や栄養バランスがひどい」と、

悪い評判は、昔からよく耳にしていました。

 

実際に入院してみて、ほんと納得。

 

まぁ病院側としても、コストや手間を考えると

大変なのでしょうけれど。

色々制限がある中で、一般受けする献立にしようという努力はひしひしと感じます。

 

 

でも、この際なんで、言いたい放題言わせてもらうと、、、

 

「チキンクリームパイ」

「ハンバーガー」

 

の文字だけ見ると、ワクワク感あるというか、

美味しそうに思えるかもしれませんが、

 

ジャンクフードが嫌いではない私でも、

実物を目の前にした時には、

ウゲっとなりました。

 

 

パイもバンズもべチャーとしていて、

なーんか色がくすんでいる感じ。

 

インゲンとグリンピースは、業務用缶詰に違いない。

みずみずしい緑色でなく、茶色がかった色合い。

食感がグニョっと超やわらかく、

歯が無くても食べれそう。

 

フライドポテト、クッキー、ブラウニー、濃縮還元ジュースは、がん細胞の大好物。

 

当然、手をつけませんでした。

 

 

バナナ

ほじくり出した鶏肉

インゲン少々

チーズ

グリンピース味見

ベビーキャロット

 

あとは、家から持って来たミックスナッツを少しだけポリポリ。

 

一日のうち、口にしたのはこれくらいでした。

 

 

夕食を片付けに来たお世話係さんが、

まったく手をつけられていなかったハンバーガーとポテトを見て、

 

「えー、食べなかったの?」

 

人気メニューなのに、と言いたげに驚いていていました。

 

 

だって、不味そうだし(失礼)、すっごく身体に悪そうなんだもん。

 

 

中に入れなければ、必然的に出す量も減る。

 

丸見えバケツトイレを使う回数が少なくなるはずだから、ラッキーとも言える。

 

これでいいのだ。

 

お腹が空いて苛立つ気持ちを抑えるために、

何とか強引にポジティブに考えるようにしていました。

 

 

 

 

下差し  緊急入院シリーズ 第一話

 

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