2021年3月:
子宮頸がんステージ4Aの告知
扁平上皮がん
膣、膀胱壁に浸潤
骨盤リンパ節に転移
2021年4〜5月:
化学療法(シスプラチン)
放射線療法(小線源療法 含む)
2021年4〜2023年3月:
治験(免疫療法・キイトルーダ or プラセボ)
2021年8月:
寛解
現在、経過観察中
2021年の備忘録
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
がん告知の約5年前から、左側の目尻と こめかみの間に、小さなシミができていました。
大きさにして、米粒2つ分くらい。
大して目立ってはいなかったのですが、鏡で見る度に、どうしても気になって仕方ありませんでした。
でも、なぜか、これが、がん治療中にキレイさっぱり消えてしまったのです。
今回は、そのお話をさせて下さい。
私の治療は、
抗がん剤(シスプラチン)
放射線(外部照射とラルス)
治験
治験は、免疫チェックポイント阻害薬のキイトルーダ、あるいは、プラセボ(偽薬)。
二重ブラインド法なので、本当の薬か偽薬かは、私自身はもちろん、他の関係者たち、誰にもわかりません。
抗がん剤は、週に一回。
治験は、(初めの数ヶ月間は)3週間に一回。
抗がん剤と同日に投与されます。
不思議な現象は、二度 起こりました。
まず、一度目は、初回の治験の2日後。
件の米粒大のシミ全体に、うっすらとカサブタらしきものができ始めました。
徐々に、カサブタが分厚くなって、
7日くらい経った後、
そのカサブタは自然に取れて無くなり、米粒シミも消えてしまいました。
「何だったんだろう?」と、このことは、いつも頭の片隅にあったのですが、抗がん剤単独の時は何も起こりませんでした。
そして、二度目は、治験2回目から数日後。
当時、私は、長年愛用しているお気に入りのネックレスを、お風呂と寝る時以外、ずっと付けていたのですが、、、
それまで何のトラブルもなかったのに、ちょっとした異変が。
ペンダントトップがあたる箇所(鎖骨の真ん中辺り)だけが、いきなり赤くなってきて、カサブタができました。
それから7日後くらい過ぎて、このカサブタは消え、キレイな状態に戻っていきました。
1回目と2回目の治験の後に、皮膚関連で不可解なことが連続で起こり、
さすがに、この先も続いたら、主治医に報告してみよう、と、思っていました。
けれど、あいにく、3回目以降は、お肌関係には、特に変化なく、これっきり。
抗がん剤単独の週は何もなくて、治験もあった日にだけ続いたので、
「私は、プラセボでなく、キイトルーダを投与されているに違いない。キイトルーダによって、ナンチャラが活性化して、何やら怪しげな米粒シミを攻撃したのだ。」
と、勝手に結論づけていました。
で。
少し話は変わりますが。
ブログを書くにあたって、当時のことを色々と整理していて、ふと思い出しました。
そういえば、
治療が始まってからも、依然として不正出血が続いていたので、
止血剤として、処方されたシクロカプロンを毎日摂り続けていたっけ、と。
シクロカプロンの有効成分は、トラネキサム酸。
トラネキサム酸は、プラスミンを抑制することで、シミや肝斑等の色素沈着を改善するとか。
シミが消え去ったのは、ひょっとしたら、キイトルーダでなく、トラネキサム酸の効果だったのではないか?
でも、それならば、なぜ、治験の数日後だけに肌の変化が起こったのか?
キイトルーダとトラネキサム酸の相乗効果でシミが無くなったのかも?
ド素人の頭の中に、そんな考えが湧き起こり、、、
ついでの時に、長い付き合いのファミリードクターに、この説を熱く語ってみました。
まぁ一応、耳を傾けてくれたものの、、、
一笑に付されました(笑)
そんなにアホらしい仮説だったのか。。。
ま、2回だけだったし、偶然が重なったのかな。
一体何がどうしてこうなったのかは、未だにわかりません。
でも、いずれにせよ、気になっていたシミが無くなって、ほんとラッキー。
予期せぬ展開でしたが、とても嬉しかったです。
初めましてのご挨拶