2021年3月:
子宮頸がんステージ4Aの告知
扁平上皮がん
膣、膀胱壁に浸潤
骨盤リンパ節に転移
2021年4〜5月:
化学療法(シスプラチン)
放射線療法(小線源療法 含む)
2021年4〜2023年3月:
治験(免疫療法・キイトルーダ or プラセボ)
2021年8月:
寛解
現在、経過観察中
2021年の備忘録
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前回はこちら
副作用と言っていいのかはわかりませんが、
治療期間中に、閃輝暗点も経験しました。
閃輝暗点(せんきあんてん)とは、
突然、視野の中に、キラキラギザギザの光の波ができて、徐々に広がっていき、その部分が見えなくなる現象です。
私の治療は、
抗がん剤(シスプラチン)
放射線(外部照射とラルス)
治験(キイトルーダ、あるいはプラセボ)
ラルスが始まっていない治療前半、シスプラチン投与と放射線 外部照射のみの時期に、
閃輝暗点が2回ほど起こりました。
一度目は、治療開始から9日目。(午後3時頃)
2回のシスプラチン投与と7回の放射線照射が済んだ後。
二度目は、治療開始から19日後。(夜8時頃)
一度目の閃輝暗点から10日後。
3回のシスプラチン投与と放射線照射14回が済んだ後。
視界の一部にチカチカギザギザと光が表れ、それが段々と大きくなって、その模様の部分が暗くなり見えなくなりました。
視覚に表れた光の波模様とは、こんな感じ。
↓
次第に、めまいと吐き気がしてきて、ソファに横になりました。
約20分間、この状態が続きました。
目のチカチカが落ち着き、気分も良くなってきて、しばらくすると、今度はひどい偏頭痛が。
偏頭痛は、3時間近く続いていたと記憶しています。
長い人生初めての体験で、ソファに寝転びながら、「なんなんだ、これは!」と軽くパニックになりました。
家に居た夫に症状を話すと、「閃輝暗点ではないか」と。
昔、夫も経験したことがあったとか。
「閃輝暗点」など全然知らなかったので、早速ネットで調べました。
すると、まさに、私が体験したことが書かれていました。
教科書通りの、典型的な閃輝暗点の症状。
横濱もえぎ野クリニックのサイトが、漫画ありで、とてもわかりやすかったので、ご参考までにリンクを貼っておきますね。
(横濱もえぎ野クリニックより)
週一で行われる主治医との面談の際に、閃輝暗点の報告をしました。
私としては、ちょっとした身体の気まぐれ程度に捉えていて、あまり重要視していなかったのですが、
主治医と治験看護師が、この話にやたら食いついてきました。
但し、興味を持って真剣に聞いてはくれたものの、原因は特定できず。
がん治療との関連性もよくわからないとのことでした。
「不調があったら、電話でもメールでもいいから、すぐ知らせるように。」と言われ、とりあえず様子見となりました。
今回このエピソードを書くにあたり、
確か、ブロ友さんたちからは、閃輝暗点の話は聞いたことがなかったよね? なんて思いながら、
「閃輝暗点、抗がん剤」で、アメブロ内を検索してみました。
すると、数名のがんサバイバーさんたちの記事がヒット。
抗がん剤と閃輝暗点の関わりは定かではありませんが、がん治療中に起こることは、決して珍しくはないのかもしれません。
ちなみに、私の場合、閃輝暗点は、治療中のこの二度のみ。
それ以降は、現在に至るまで、起こってはいません。
初めましてのご挨拶