私が参加した吃音矯正プログラムは、病院の精神科の中にありました。
週3回、朝9:30からお昼休みを挟み、15:00まで行われました。
グループミーティングのようなものがあって、これが非常に苦痛でした。
見ず知らずの人に自己紹介したり、自分より軽度の吃音症の人ばかりだと感じ、耐え難いコンプレックスを抱えるようになりました。
これではかえって逆効果ではないか?としだいに感じるようになっていったのです。
それでも、主治医によると、このプログラムで改善された人がかなりいるとのことでしたので、全18回のメニューをすべて参加することにしました。
なるほど、しだいに自分でも驚くほどに喋れるように感じてきました。
ですが・・・
喋れるのは、病院内だけです。外に一歩踏み出すと、まったく言葉を発することができない状態でした。
全行程を終えて、職場や学校で少しずつ喋れるようになった人もいる様子でした。
でも、吃音状態がすべて改善された人はいなかったと思います。
医師によると、吃音は心理的なものなので、長い期間をかけて外で喋るように心がけていけば、いずれは症状が軽くなると言われていました。
そのとおりなのかもしれない、と思いつつ、いっこうに回復する見込みもないような気がして、不安のほうが大きくなっていきました。
病院では精神安定剤の類の薬を処方されるだけで、直接吃音に効果があるとも思えません。
こんなふうにして、1年半もの月日を費やしていきました。