●くるる(代理:本多正信)
「最終合戦も終わり、カード整理も終わったのに何故かIXAを開いてしまいます。
どうもくるるです」
●吉乃ちゃん(嫁)
「もっと他にすることあるでしょうに」
「半年前にこういうネタツイートをしたところ少し反響があって
空地凸と獲得資源の仕様って意外と知らない人もいるんだなってことで
今回徹底的に考えてみようという記事です」
「これ誰に需要があるんだろうって話をすると
このまま終わりそうなので、一旦そこはスルーして聞きますね」
空地凸と資源獲得の仕様について
「まず、空地凸では以下の2つの条件を満たすと資源を獲得することができる」
資源を獲得できる条件
① 空地凸で勝判定を出すこと
② 部隊内に最低1人は討伐ゲージ100以上の武将がいること
「②について補足すると、一度空地凸をすると全武将の討伐ゲージが50まで減ってしまい、さらに討伐ゲージは50→100に回復するのに1時間半かかる」
「なんとなくそれは知っていますね」
「さらに獲得できる資源量も以下3つの条件により変動する」
資源を獲得できる条件
① 空地凸で勝ち判定を出すこと
② 部隊内に最低1人は討伐ゲージ100以上の武将がいること
獲得できる資源の量についての条件
③ 基本入手量
各資源タイルの数に依存する
基本入手量 = タイル数 × 10
この空地なら
木:90 綿:100 鉄:60 糧:50
が基本入手量となる
④ 距離補正
空地までの距離が遠いほど資源量が増加する
距離補正 = 1 + (距離 × 0.1)
この空地なら距離補正は 1.1
⑤ ランダム補正
1.0倍~5.0倍の補正がかかる
「獲得条件を満たした上で、これら3つの要素が合わさって獲得資源が決まる」
獲得資源 = 基本入手量 × 距離補正 × ランダム補正
「この距離補正をご存知ないって方がたまにいたりしますね」
「あと基本入手量が最も多いのは★7-9,10,6,5の空地」
↑これが一番資源凸に向いている
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効率がいいのは近い空地or遠い空地?
「同じ空地に対して出陣と帰還を繰り返した時、1時間に獲得できる資源量を『資源効率』と名前を付けたとしよう」
「1時間でより多くの資源を獲得できるのは近場と遠方どちらの空地なんでしょう?」
「これは部隊の移動速度と帰還速度スキルの倍率によって変わってくる。
語ると長くなるので結論だけ言うと、
帰還速度スキルがない場合は速度300以上
帰還速度3倍スキルの場合は速度200以上あれば
遠い空地に凸した方が資源効率はいい」
「資源獲得のための空地凸をする場合は基本的に速度部隊で行うことが多いので、
ということは遠い空地に凸した方が効率がいい
と言うことになりますね」
「その通り!
自分の部隊と相談にもなるけれど資源獲得のための空地凸をする場合は
『速い部隊で遠い空地に凸する』と効率がいい」
「ちなみに遠いっていうのは遠ければ遠いほどいいんでしょうか?」
「理論上はそうなんだけど、攻撃距離が長い場合は距離減衰が起きる。
距離100だと0.19倍、距離200だと0.09倍、距離400だと0.04倍の補正が入って
もうガッツリ火力が下げられる」
補足:
距離減衰補正 = 19 ÷ (距離-1)
※距離20以上で発動
※小数点第三位切り捨て
※距離が小数点の場合は前後の整数値の加重平均
「つまり遠い空地を選びすぎるとそもそも勝判定を出せなかったり、HPダメージが多かったりするわけですね」
「そこで速度500、帰還速度3倍の部隊で休むことなく1時間資源空地凸をした場合の
1タイル当たりの獲得資源と距離の関係をグラフと表にしてみた」
■距離、獲得資源、往復時間、距離減衰の表(速度500,帰還3倍)
「距離500の場合、1タイル当たりの1時間の獲得資源が1457。
上記で紹介した空地だと綿花が10タイルあるので、1時間で綿花を14570獲得できるということですね」
「これを見ると距離が遠ければ遠いほど1時間あたりに獲得できる資源は多くなることがわかるけど、ぶっちゃけ距離100を超えたらそこまで変わらないんだよね」
「とはいえ何度も出陣を繰り返すのも大変なので距離減衰の問題をクリアできる部隊であれば、往復20~30分くらいの距離が最適かもしれませんね」
「まあこれはあくまで速度500・帰還3倍の部隊でのシミュレーションなことには注意してほしい」
理想の空地凸部隊とは
「開幕に貴重な兵を溶かすわけにはいかないので兵1部隊になるとして、
ここまでをまとめると理想の空地凸部隊に必要な条件はこんな感じでしょうか?」
・とにかく速度が速いこと
・距離減衰に耐えうるだけの火力があること
・積む兵は赤備えを各兵1とする
・討伐ゲージの条件のため、基本3名+臨時1名の部隊とする
・20分で往復するとして討伐ゲージ回復のため、臨時武将は6名必要となる
・部隊数は多く組めた方が良い
「火力が必要ってありますけど、具体的にいくら必要なんですか?」
「これは鯖によって違うけど9鯖の場合だと★7-9,10,5,6には約17万の火力が必要になる。
距離減衰で0.04倍されると仮定すると430万くらいの火力が必要だね」
■9鯖における空地火力
「となると結構ちゃんとした部隊である必要がありますね」
「速度を出しつつ兵1で火力も出すってなると
オススメはブノビ系か今川攻撃振り部隊の2択になるだろうね」
■ブノビ系
部隊移動速度に応じて効果が変化する初期スキルを持った武将。
小隊長には速度スキルと模倣スキルを付与する。
■今川攻撃振り部隊
武将攻撃力を3倍にする今川義元を軸にした部隊。
兵1凸の場合は総攻撃力を3倍にするのとほぼ同義となる。
部隊発動率が低いため100%発動スキルで固める必要がある。
「部隊長は漆黒ノ銃騎兵も付いているのでこの3人で良さそうですね。
だとすると基本構成に入る2名の小隊長はどうしましょう?」
※追記:
帰還n倍スキルがない場合は帰還時間固定スキルなどでも場合によっては代用できます。
このスキルは空地凸でも発動するみたい。
「とりあえず速度を出さないといけないからまずは速度倍枠のこの4名」
「すべてスキル構成は神光&閃撃&模倣で攻撃振りなんですね。
部隊長を3人にするならあと2名必要ですがどうしましょう?」
「まあ正直なんでもいいんだけど、ここは部隊スキル:忍び衆を発動させたいから忍者から選んでみよう」
「こちらも神光&閃撃&模倣構成ですね」
「武将攻撃力が低すぎる上に初期スキルが死んでるからもっといい武将はいるんだけど、わざわざ育成する気にならないのでこの二人を使いまわす」
「あとは臨時の小隊長が18名必要ですがこれはどうしますか?」
「ブノビ部隊は兵法振り&3マネ以上、今川部隊は攻撃振り&神光になってる武将をかき集めれば距離450くらいなら勝判定を出せるっぽい」
「となるとこんな感じですね」
■島津豊久部隊(臨時:池田)
■風魔小太郎部隊(臨時:寿桂尼)
■今川義元部隊(臨時:加藤)
「いかにも!
ではこいつらを距離462.62の空地に送り出してみる!」
「これまでの考察が正しければ3部隊で結構な資源が稼げるはずですね。
時間も往復15分~20分程度に収まっていていい感じです」
「僕は茶人なので結構ギリギリの火力差になるところを攻めたけど、回復に時間が掛かりそうならもう少し近いところを攻めてもいいかもしれない」
「そうこうしている間にあと1分もしないうちに全部隊着弾しますね。
差がわかりやすいように木の資源をほぼ0にしておきました」
■着弾30秒前
「ってことで着弾だっ!!」
どーん!!!
■着弾直後
「おぉ!!
ランダム補正でいいのを引いたのか25,000くらい増えてますね!
帰還時間も漆黒ノ銃騎兵のおかげで5分以内に収まり、
往復20分以内になっています!」
「ちなみに届いた報告書がこちら。
基本入手量が木の場合は4253のはずだから、全員ランダム補正で当たりを引いてたみたいだね」
■今川部隊(木1.2倍)
■風魔部隊(木3.0倍)
■島津部隊(木1.5倍)
「これはちょっと運が良かった感もありますが、それでも20分で15000くらいは稼げそうなので、1時間の獲得量に換算すると45000も獲得できるんですね」
「本丸をLv1→Lv5にするときの木の必要量が13000くらいだから、開幕におけるこの獲得量はめちゃくちゃデカいと思うんだよね」
「部隊さえ作ってしまえば操作時間がほぼないのもうれしいですね。
まぁ毎回特定の空地を見つける作業が少し手間ですが」
「そういう人はこの画面をブックマークしておくといいよ。
出陣画面はURLに空地の座標があるから、ブクマしておけば必ずその座標に出陣できる。『部隊配置中の拠点を表示』にチェックしておくとなおよい」
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「とまぁ……
かなり前向きに話を聞くようにはしてみたんですが
最後にひとつだけ質問いいですか?」
「どうぞ?」
「この話って誰に需要があったんですか?」
「わからん」
「えぇ……」
「ということで今日はこの辺で!おつした!」
「お疲れ様でした」
もしよければポチッとしちゃってください!
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