【DAY 17】リラときつね
自宅での謹慎処分がとけて、久しぶりに外に出たリラ。
「テトゥはどこにいるんだろう?」
そんなことを思いながらリラが笛を吹いていると、どこからか“ヒューッ”という甲高い声がしてきました。
♪ピューッ♪
リラがもういちど笛を吹くと、また“ヒューッ”という鳴き声がします。
「テトゥだ!」
一目散に声の方向に駆け寄ったリラを待っていたのは、リラの予想通りテトゥでした。きつねと友達になりたい!と努力し続けたリラの片思いはついに成就!!
テトゥと一緒に山を駆け回る至福のひとときです。

本来きつねは警戒心が強く、人にはなつかない動物です。
実際、リラを演じたベルティーユ・ノエル=ブリュノーちゃんは、相棒となるきつねたちの信頼を勝ち取るため、野原に捨てられていた赤ちゃんぎつねを引き取って哺乳瓶で育てたといいます。

「キツネと一緒にいるのはとても楽しかった。映画の撮影のため、というより一緒にいたいからいる、という感じだったの」
というベルティーユちゃん。だからこそ、こんなにも自然体できつねと接することができたのでしょうね。彼女のきつねへの思い、スクリーンからビシビシと伝わってくると思いませんか?
【DAY 16】闇の世界
お散歩中にテトゥを見失ったリラは、一人夜の森に取り残されてしまいます。
勝手知ったる森のはずなのに、そこはどこか別の場所のようで、10歳のリラは心細くてたまりません。
夜は怖い。
なぜなら全てのものを暗闇が覆い隠してしまうから。
何か不気味なものが自分をどこか違う世界に連れ去ってしまうかもしれない、何かが自分に襲い掛かってくるのかもしれないから……。
ガサガサガサ……シャーッ……
何かが近づく音、無数に光る目。
そんな恐ろしい闇の世界の中で泣き出しそうなリラを救ってくれたのは、一点の光でした。
今では24時間開いている店はそこかしこにあるけれど、ずっと昔(平安時代とか?)の日本でも“闇”は人々に恐れられていました。夜には人間たちの恨みや妬みの心が鬼に形を変えて現れると信じられていたのです。
東京のような大都会に住んでいると、そんな真の闇の恐ろしさを実感することはもうないですが、同時に青白い月の光や星の煌きなどの美しさもわからないままなんだろうなぁ……。
それはそれで何か大事なものを見落としていそうで、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになりますよね。
さぁ、リラ。夜明けまでもうちょっと。
勇気を出して頑張って
勝手知ったる森のはずなのに、そこはどこか別の場所のようで、10歳のリラは心細くてたまりません。

夜は怖い。
なぜなら全てのものを暗闇が覆い隠してしまうから。
何か不気味なものが自分をどこか違う世界に連れ去ってしまうかもしれない、何かが自分に襲い掛かってくるのかもしれないから……。
ガサガサガサ……シャーッ……
何かが近づく音、無数に光る目。
そんな恐ろしい闇の世界の中で泣き出しそうなリラを救ってくれたのは、一点の光でした。
今では24時間開いている店はそこかしこにあるけれど、ずっと昔(平安時代とか?)の日本でも“闇”は人々に恐れられていました。夜には人間たちの恨みや妬みの心が鬼に形を変えて現れると信じられていたのです。
東京のような大都会に住んでいると、そんな真の闇の恐ろしさを実感することはもうないですが、同時に青白い月の光や星の煌きなどの美しさもわからないままなんだろうなぁ……。
それはそれで何か大事なものを見落としていそうで、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになりますよね。
さぁ、リラ。夜明けまでもうちょっと。
勇気を出して頑張って

【DAY 15】水の芸術
ちょっとの間リラの森を離れて、あっちの人やこっちの人と
「今年はどんな一年にしようか?」
とワイワイ騒いでおりました。「よーし!楽しい一年にするぞー!」とひとつ気合を入れたところで、
みなさま、明けましておめでとうございます。
年も変わり、いよいよ「きつねと私の12ヵ月」もあと5日で公開となります。リュック・ジャケ監督が描き出した大自然や動物たちの息づかいを、ぜひ大スクリーンで体感してくださいね。
さて、では探検の続きとまいりましょうか。
テトゥに導かれるように森の奥深くへやってきたリラは、山の中にぽっかりと口を開けている洞窟へと足を延ばします。
その洞窟は太陽の光が燦々と降り注ぐ森とは全く異なる沈黙の世界--。
ひんやりとした空気と水滴が奏でる音に包まれたその景色は、自然の不思議さを感じずにはいられない厳かな場所。地面からニョキニョキと筍のように生えた石筍、つららのように垂れ下がった鍾乳石、豪華なドレープが美しい岩のカーテン……。雨水や地下水が数百万年という長い長い年月をかけて作り出した鍾乳洞は、まさに水の芸術といえるでしょう。
ここ日本でも鍾乳洞は全国いたるところにあり、大自然が生み出した神秘を気軽に楽しむことが出来ます。中には青や赤などにライトアップされ、幻想的な雰囲気を味わえるところもあるようです。それにしても整備されている鍾乳洞でもちょっと怖いのに、懐中電灯の明かりのみの鍾乳洞は、ほぼ闇。
そんな中にたった一人で入るリラは勇気があるというか、怖いもの知らずというか……。
気まぐれテトゥを追うのもいいけれど、そろそろお家に帰ったほうがいいんじゃないかなぁ?
「今年はどんな一年にしようか?」
とワイワイ騒いでおりました。「よーし!楽しい一年にするぞー!」とひとつ気合を入れたところで、
みなさま、明けましておめでとうございます。

年も変わり、いよいよ「きつねと私の12ヵ月」もあと5日で公開となります。リュック・ジャケ監督が描き出した大自然や動物たちの息づかいを、ぜひ大スクリーンで体感してくださいね。
さて、では探検の続きとまいりましょうか。
テトゥに導かれるように森の奥深くへやってきたリラは、山の中にぽっかりと口を開けている洞窟へと足を延ばします。
その洞窟は太陽の光が燦々と降り注ぐ森とは全く異なる沈黙の世界--。
ひんやりとした空気と水滴が奏でる音に包まれたその景色は、自然の不思議さを感じずにはいられない厳かな場所。地面からニョキニョキと筍のように生えた石筍、つららのように垂れ下がった鍾乳石、豪華なドレープが美しい岩のカーテン……。雨水や地下水が数百万年という長い長い年月をかけて作り出した鍾乳洞は、まさに水の芸術といえるでしょう。
ここ日本でも鍾乳洞は全国いたるところにあり、大自然が生み出した神秘を気軽に楽しむことが出来ます。中には青や赤などにライトアップされ、幻想的な雰囲気を味わえるところもあるようです。それにしても整備されている鍾乳洞でもちょっと怖いのに、懐中電灯の明かりのみの鍾乳洞は、ほぼ闇。

そんな中にたった一人で入るリラは勇気があるというか、怖いもの知らずというか……。
気まぐれテトゥを追うのもいいけれど、そろそろお家に帰ったほうがいいんじゃないかなぁ?
