参戦レポート 全日本ダートラ第7戦 DIRT-TRIAL in NASU Rd.2 | スバル専門店 KITserviceの日常

参戦レポート 全日本ダートラ第7戦 DIRT-TRIAL in NASU Rd.2

早いもので2024年度の全日本ダートラも残り2戦となりました

今回の第7戦は台風10号の影響で開催も危ぶまれましたが、主催者は開催を決断

 

残念ながら遠方からの一部の参加者は台風真っ只中での移動を強いられる事などから不参加という形になった方もいらっしゃったのも事実でした

 

台風の迷走&低速になった事もあり、大会の週末は大会運営時間帯はほぼ雨も降らず、時折り太陽も顔を見せた事もあり、暑くなるという誰も予測出来ない天気の元で開催されました

 

雨の影響は大きくコース奥側は水没してしまったので使えない為にかなり短いコース設定に

更にコースのどこかから湧き出すように出てくる水があり、ゴール手前のコーナーからずっと奥までコース図だと上側半分はヘビーウェット路面という路面変化ある難しいコンディションになりました

 

もう1点新たな事としてジムカーナでは見かける事のある人の背丈以上あるでっかいパイロンがペナルティパイロンとして3ヶ所に設定されました。

これがPN3クラスでも勝負を分ける結果になったので賛否はありますが、新しい取り組みになりました

 

さて、競技の方は

PN3クラス 065 RJ2024DLKITBRZ 小関高幸

 2位入賞

 

PN3クラス 066 DL・KIT・BRZ-AT 佐藤秀昭

 10位入賞

となりました

 

◆代表(小関)のレポート

公開練習

 当初は走らない予定でしたが、まさかの雨が止んで舗装部分が乾いている状況から、急遽走行を決断

 タイヤはDIREZZA 88R(195/65-15)を装着してみましたが意外と問題なく走れました

 最後の舗装部分のヘビーウェット路面で足元すくわれてスピンしましたが、慣熟歩行もしないで走ったので走りには不安もなかったので、スピンは気にしませんでした

 

決勝1本目

 夜に一定量の降水量があったようでコース全体がヘビーウェットな感じだったのでDIREZZA 74Rを選択

 全体的に大きなミスはないのですが、轍が川のようになっている場所やその後のヌルヌルな路面の部分の印象がタイムとどう繋がるのかがピンと来ていない部分もあり、スカッとした気持ちではありませんでした

 更に触った感触はなかったのですが、ゴール手前のデカパイロンの足元を踏んでしまったようでパイロンペナルティを受けてしまい、17位と下位に沈みました

 ※+5秒がなければトップと0.2秒差の3位でした

 

決勝2本目

 写真で分かるようにコースの前半と後半では全く路面状況が違いました

 ※白いホイルが2本目です

 色々と悩みましたがタイヤをドライ用のDIREZZA 88R(205/65-15)に履き替えを決断しました

 この決断にはその段階での理由がありました

  ① 前半と中盤に乾いた路面が一定区間ある事

  ② 前日の公開練習で88Rを履いた時の印象が悪くなかった

  ➂ ライバルのYHタイヤ勢がドライのA053を選択していた(竹本選手・徳山選手)

 この理由から悩みはなくドライ路面部分でどう稼げるかしか考えてませんでした

 

 実際に走って見るとヘビーウェット部分は轍が更に深くなっており、ハイドロの連続

 恐らくWet用の74Rを選択してもハイドロはあったと思うのですが、そのレベルが違いました

 ノーコントロールなシーンもあり、一瞬ドキッとする事もありましたので、水しぶきを上げて激走しながら「あちゃ、タイヤ選択ミスった」と後悔しながらもスピンやコースオフはしないように全力集中で走りました

 

 ゴールするとベストタイム更新!のアナウンスが聞こえましたが、「ダメだなこれじゃ」というのが第一印象

 メディアの方にインタビューされそうになりましたが、「すぐ1秒位抜かれますよ」と伝えた矢先に次の崎山選手がベストを1秒更新してゴール

 「ほら!」と何故か得意げに口にした直後に崎山選手のパイロンペナルティが告げられました。

 

 こうなると残り3台とダメだと思っていたのに急にドキドキして来ました

 まぁ、その気持ちも数十秒で浦上選手がベストを0.6秒更新したので、「やっぱり」と納得

 こうなると062和泉選手も74Rなので、また抜かれると覚悟しましたが、和泉選手はベスト更新にはなりませんでした

 そして最終走者の竹本選手はYHのドライタイヤA053を履いているので、ドライタイヤ勝負で勝っていたいと祈る思いでゴールを待ちましたが、更新はされる事なく2位が確定しました

 

現場ではここまででしたが、、、

1日たって主催者から発表になった中間タイムの結果を見たら1本目は中間トップでした

決勝日はパイロンペナルティにばかり気持ちがいってしまい中間タイムを全く気にしてませんでした

このタイムを2本目のタイヤ選択前に知っていたら74Rのままでアタックしていたと思います

やっぱりフィーリングだけではなく、タイムという結果から判断していかないとダメだったと反省です

 

佐藤選手

 実は2本目にスーパードライ用のDIREZZA 95Rを選択しました

 「ぶっちぎりのタイム残るか大外れするか勝負」という思い出の選択だったようですが、大外れでした

 「いやぁ、本番でTESTしちゃダメだね、ヘビーウェット部分は本当に怖かった」との事でした

シリーズポイントに加点は出来ませんが、ギリギリの10位となりました

最終戦でのシード争いも楽しみになってきました

 

 

上州オートクラブ員の方は

上原選手は10位入賞

もっと上位を狙っていたので残念な結果になりました

 

更科選手

 残念ながら下位に沈みました

 走りを見てると難しい路面を攻めきれなかったという印象でした

 

豊崎選手は事前テストで車両トラブルがあり不参加となりました

 

上州オートクラブ名物のパドックケータリングは今回は決勝日のみ

慣熟歩行前に朝ご飯

1本目終了後にはお蕎麦と巻き寿司・揚げ物と美味しくいただきました

 

次戦は10月13日のタカタラウンド(広島県)です

西日本の方には是非会場に足を運んでいただきたい素晴らしいコースです

※LIVE配信も主催者が実施します(ここの配信はD1GPもやっているプロが配信します)