BC5 ハードな闘いになりそう(-_-;)
本日からお預かりの1台
車検も切れているので、積載車で運ばれてきた初代レガシィ(BC5)
当時のレプリカカラーが決まってます
さて、オーナー様の要望は
・オイル漏れ箇所の修理
・車検取得に向けた適切なメンテナンス
という事です
状態も分からない上に現在の当社は大変込み合っているので、車両を持込んでいただいても順番通りでしか作業を出来ない事を予めお伝えしましたが、今日のタイミングでないと運べないという事で、本日からお預かりになりました
まずは、オーナーさん立会いで点検を実施しましたが、中々厳しい戦いが待ち構えている厳しい状態でした💦
懐かしの水冷インタークーラーが鎮座するエンジンルーム
ここからEJ20はVAB終焉までの期間搭載されました(本当に凄い事ですね)
さて、感傷に浸るのはあとにして点検
・クランクリアシール オイル漏れ
・オイルクーラー部 オイル漏れ
・クランクフロントシールかカムシールからオイル漏れ
・タペットカバーパッキン ダダ洩れ
※謎の外側から液体パッキンでの対処(作業時の掃除が大変💦)
・クーラントホース関係 クーラント滲み各所あり
・パワステポンプ オイル漏れ(ブロック上にオイル溜まりアリ)
・パワステホース【高圧側】 だだ漏れ(※部品廃盤で作るしかない)
・パワステホース【タンク側】 漏れあり
・ギアボックス ブーツ 触ったらボロボロになりそうなレベル
・ミッション そこらじゅうからオイル漏れ
※ケース部からも漏れているので開けてパッキンやり直しが必要
※中身は廃盤多数でバラすのは危険⚠
・リアデフ オイル漏れ
・ドライブシャフト ブーツひび割れ無数
・車高調 オイル抜け
・ブッシュ関係 劣化
※この車種でしか使われてないスタビブッシュは交換必須(まだ部品あった)
・社外品 マフラー/センターパイプ 穴があり交換必須
と、目視点検だけでもこれだけの問題点
そして、そのいずれの作業を実施するにも廃盤部品だらけで特にエンジンルームを触るメンテナンスやミッション降ろしなどは相当慎重に作業しないとヤバそうです
正直、かなり費用掛かるメニューになります
でも、大掛かりなリフレッシュとは呼べない、悪い部分を直す作業になります
オーナーさんがどの程度の予算組みをしているかは分かりませんが、覚悟は持ってもらう必要があります
点検終了時にオーナーさんにお伝えした言葉ですが、「この状態に全てが一気になった訳ではないので、もっと年数経過した車両を愛車として愛でるのであれば、より短いスパンでしっかりとした点検と一定限のメンテナンスを実施していけないと、今回もし直しても同じことを繰り返すか、諦めなければいけない未来しかないですよ」とお伝えしました。
愛車として向き合うのであれば覚悟とそれに見合った行動と予算組みが必要になります
30年以上経過した旧車ですので、仕方ないけどこの状態までメンテナンスを実施していなかった事も事実なので、オーナーさんには今までの考えを替えてもらう必要があると感じました。