BLE フルブッシュ交換+αメンテ 再び錆との格闘 | スバル専門店 KITserviceの日常

BLE フルブッシュ交換+αメンテ 再び錆との格闘

作業続くレガシィB4(BLE)へのメンテナンス

順調ではありますが、再び錆との闘いを強いられております

 

まずはオイル滲みにあった部分から

オイルクーラー部のOリングからのオイル漏れ

3Lエンジン(EZ30)では定番なトラブル事例です

この部分の真横のキャップボルト部分も漏れる例が多いのですが、このクルマは大丈夫でした

ココが終わると水周りホースの組付けが進展します

 

サーモスタッドとサーモキャップも新調

 

カシメ部からクーラントが滲んでいたラジエーター本体も新品交換します

 

ココから錆との闘いリターンズでした

ラジエーターを支えているブラケット部分がこれまた定番の錆具合

これがあるから当社ではこの部分をタイベル交換時などでも基本交換としているのですが、今回は交換出来ない車体側の錆も酷かったので、外すところからひと苦労

このままブラケットだけ新しくしても車体側が近い将来に朽ちてしまいそうなので、錆を落とした後に転換剤を塗布してから塗装対応しました。

これなら当面は問題ないと思います

 

錆との闘いその2はフロントパイプ

腐食でフランジがやせ細っておりました

錆を落としてガスケット当ててみたらスッカスカな状態でしたので、溶接でフランジ部に盛り盛りしてから削って形整えて何とか形にしてみました

中古の排気部品のストック見たのですが、NA用は手持ちなかったのでこの直し方になりました

部品で購入したらとても高額(触媒付きの為)なので、この直し方で正解だと思います

 

錆との闘いその3はクリップ

これはまさかの予定外です

パワステホース(タンク側)を交換しようと思い外そうとして工具をあてたらポキリとクリップが折れました

こうなると地味に外すの苦労しました💦

もう錆は本当に想定外な事が起こるので、参りますね

 

大物部品交換の最後はパワステポンプ

3Lモデルのパワステポンプはこの写真のように後ろ側の配線部分からオイル漏れします

残念ながらこのハーネス単体では部品供給がないので、漏れが酷い場合は本体交換になります

この投稿でも何度か書いてますが、リビルトを導入したユーザーカーも早々にこの部分から漏れている事例を何回も見て来ているので、当社では3Lモデルにはリビルトパワステポンプを販売はしておりません。

 

Vベルトも新品に交換して順調に進行中

 

残りは

 ラジエーター本体組付け

 エキマニ(フロントパイプ)取付

 新品センターパイプ取付

 クーラント注入

 アライメント調整

という感じです

 

少し残業しますが、完成は試運転と点検あるので今週末か定休明けになるかな?

でも、今日少し頑張ります

 

続く