PLEO メインのボディ修復は? | スバル専門店 KITserviceの日常

PLEO メインのボディ修復は?

このプレオ(RA2)の今回ご依頼のメインは車体

VIVIOもPLEOもリアメンバー取付部やリアクォーター周辺が錆びて朽ち果ててしまうのは定番の事

通常は当て板を溶接してメンバーの固定部分を確保するか、修理を諦めて乗り換えるか、、、という決断に迫られる(迫らせた)オーナーさんも少なくないと思います。

 

この車体も事前点検時の状態は「箱換えしませんか?」と進言してしまう状態でした

しかし、オーナーさんのこの車体への愛着は並々ならぬレベルでしたので、板金業者さん立ち会いで作業手順や難易度などをご説明させていただきました。

その上で『お願いします』とご用命をいただきました

 

それでビックリしたのは板金屋さん

「マジですか?」と何度も聞かれましたし、その事をオーナーさんにもお伝えしましたが意思は変わらなかったので正式に入庫しました

その段階ではエンジンからのオイル漏れも酷かったので、オイル漏れ修理は確定してましたが、最終的には本体オーバーホールという決断に至りました。

 

フロア後端部やリアクオーターは新品部品で総交換

今後を考えて下周りも荒目なピッティング塗装で純正状態よりも万全の対策をしました

 

しかし、これでもう大丈夫という訳ではありません

既に投稿でも触れてますが、フロント周りの車体は今回は手を加えておりません

フレーム内部からの錆は今回のリア周りのように新品交換をするしか方法がありませんし、そうなると錆びてない車体に部品を総交換した方が良かった事になりそうですが、オーナーさんのこの車体への愛情はそうではありません。

 

また、最大の心配事はミッションです

CVTミッションは今回はフルード交換以外は一切手を加えておりません

走行距離はかなり走っておりますので、一番先に根を上げそうな気がしてなりません。

もちろんその部分もオーナーさんにはしっかりと事前説明はしております。

 

この愛着はオーナーさんにしか理解できないと思います

他人から見たら「執着」でしかないと思いますが、当社はその愛着を手助け出来て良かったと思ってます。

残りの作業を進めます!!