こんにちは、SENNOKI店長の岡本紗季です。
従来のOEMミラー商品のコンセプトは、
・老若男女、だれからも好まれるデザイン
・コストを下げるために木取りの良いサイズ
・コストを下げるために安価な材料
・在庫が増えないように色は2~3種類
・ユーザーが欲しいものではなく売る人が優先の商品開発
そんな常識を破りたい。
私たちがチャレンジしたのは「本当に欲しいと思う商品」でした。
「本当に欲しいと思う商品をつくりたい」
そんな思いでスタートした木枠ミラー専門店「SENNOKI」
オリジナル商品の開発が先決でした。
商品に対する私の希望は3つ。
・木枠には広葉樹を3~4種類使いたい
・自然塗料で仕上げたい
・木枠を専門のデザイナーにデザインして欲しい
できるだけコストがかからないようにと
これまでのOEM商品は針葉樹を使用することが常でした。
針葉樹と広葉樹の違いはこちらから。
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広葉樹は一般的に80年~100年とゆっくり成長していきます。
一方、針葉樹は40年~60年ですから倍近い年月を要します。
それゆえ密度が高く固くて重いので耐久性や耐摩耗性に優れ、
商品にすれば長期間使用できます。
また、長い年月の中で美しく個性的な木目を形成し
樹種の色も明るい色から濃い色まで豊富です。
広葉樹が古くから高級家具などに使用されてきたのにはそんな理由がありました。
それだけに値段が高いことがたまに傷ですが、
広葉樹と向き合ってみたいと思う作り手は多いはずです。
そんな広葉樹に自然塗料はよく合います。
主成分は亜麻仁油で木の表面に膜を作らずに深く浸透し
それでいて木の呼吸を妨げません。
主原料が天然の成分であることから安全性が高くアレルギーを抑えることができるのもメリットです。
また、自然塗料で仕上げるとお客さまでのメンテナンスが可能になります。
少しくすんできたなと思ったらお客さま自身で自然塗料を再塗布することで
さらに木の味わいを深くしてくれます。
自然塗料に関してはこちらから
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難関はデザイナーによる木枠のデザインでした。
そもそもデザイナーに知り合いはいませんし、どこで知り合えるのかもわかりません。
悩んでいた時に、他の商品のことでうちで製造できないかと図面をもってこられた方がいました。名刺には「デザイナー」とあります。思い切ってその方に、
「こういうコンセプトでミラー商品をつくりたいのですが、木枠をデザインしていただけますか?」
と聞いてみました。その方は少し考えて、
「面白い企画なので、やってみましょう。」
と言ってくださいました。
その後、検討を重ねていよいよ図面とプロトタイプ(サンプル)が出来上がりました。
図面とプロトタイプが出来上がってからも、再考に再考を重ねました。
幸いそのデザイナーは木製のインテリアやプロダクトが専門で、
木の特性や樹種も熟知していたので話はスムーズに進みました。
「切り株に鏡をポンと置いた」
というのが、デザイナーの商品イメージです。
完成した商品を見るとそのことがよく分かります。
正面から見ると細枠に見えますが、壁に近いほど広くなっています。
斜めから見ると厚みが出てきます。真横、斜め、正面と見る角度によって商品の印象が違うのがわかります。
デザインはほぼ決定しました。
次に3~4種類の樹種を使用したいという私の希望で、
ブラックウォールナット
オーク
アメリカンチェリー
ホワイトアッシュ
4種類の樹種が決まりました。
自然塗料はドイツのメーカーが有名ですが、
今回は日本のメーカーの自然塗料を使うことにしました。
自然塗料の主な成分は亜麻仁油なので、
塗布していても自然の木の香りや優しいオイルの香りがします。
自然塗料は一度塗りでも十分ですが、
試しに二度塗ったところ一層なめらかで手触りがよくなったので、
手間はかかりますが妥協せず二度塗りすることになりました。
完成してみると、この新作木枠ミラーへの愛着は日に日に深まっていきます。
しっとりなめらかな手触り
高級材の美しい木目が楽しめるデザイン
作っていてもわくわくする感覚
私たちがこんなにわくわくするなら、きっとお客様にも伝わるに違いない。
ステラと名付けたこの木枠ミラーは、
SENNOKIが認知されるにつれて、シンボル的商品になっていきました。
「買う人が本当に欲しいと思うミラー商品を作りたい」
そんな思いをかたちにしたステラミラー。
開発段階では感じていなかった感情が、ステラを見ると今でも湧き上がってきます。
広葉樹と自然塗料と技術で実現した木のなめらかな手触り、
年月が経っても経年変化を楽しめる木の個性、
実用品と装飾品を兼ね備えた洗練されたたたずまい、
皆さまの日常に何気なく存在するインテリアですが、空間を明るく上質にする木枠ミラーです。
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