今回は 岐阜県各務原市 にある全国的にもとても珍しい 弥平島集落 に行ってきました。
何が珍しいかはタイトルの通りです。
その集落はなんと、 木曽川 の河川敷の中にあるのです！
弥平島集落 へ行くにはこの道ただひとつ。
木曽川堤 の道路から河川敷へ下って行きます。
写真からは分かりにくいですが、あくまでも画面左側が河川敷になります。
河川敷へ下るとすぐに小さな川が流れていて、そこにはガードレールも無い細い橋が架けられています。
この橋もまた、これから伺う 弥平島集落 へ続く唯一の道です。
ちょうどこの日は午後から集中豪雨に見舞われて大変な思いをしました。
その緊迫した模様は 是非この記事の最後の動画をご覧いただきたいです。
雷鳴が轟き、稲妻が落ち、想像を絶するどしゃ降りの雨でした。
川の水は橋にかなり近い位置を流れていましたが、とりあえず大丈夫かな？
先に進んで行きます。
進む先は藪の中。
こんな先に本当に集落があるかと思ってしまいますが、電線がちゃんとこの先に続いています。
途中、突然開けた場所に出ました。
左右には畑が広がっています。
警告の看板がすぐに目に入りました。
過去に泥棒に金を取られたので不審者を見かけたらただちに警察に通報します みたいな旨の事が書かれてありました。
防犯カメラも設置されており、余程警戒を強めている印象を受けました。
まあ、人目にはつきにくい場所ではありますが。。。
その先は再び藪の中へと続く道。
それでは更に先へと進んで行きます。
藪が抜けた先に何かが見えました！
集落発見！
これこそが全国的にも珍しい国から認められている河川敷内集落の 弥平島集落 です！
集落内は民家が １０件 も無いくらいですが、確かに家があって車庫には車も停まっていて家から明かりも。
間違いなく現役で人が暮らしているちゃんとした集落でした。
そんな集落の中には 神明神社 という神社も建てられています。
鳥居の先は行き止まりだけれども・・・
あくまでもここは 木曽川 河川敷の中なので、これ以上の集落外への開発は出来ないようです。
僕みたいなよそ者が入ってきてお騒がせしてしまったのでしっかり神様にお参りもしてきました。
緑深い 弥平島集落 。
既にここは堤防外側になるので 木曽川 とこの 弥平島集落 の間には堤防はありません。
その為、堤外地の集落であることから、 国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所 より、 重要水防箇所（重点区間、要注意区間） に指定されています。
しかしこの集落内で新しい住宅は見掛けませんでした。
もしかしたらもうこの場所に新たな新築を建てる事は国の許可がおりないのかもしれません。
木曽川 の河川敷きとはいえ、もともとは個人所有の土地なんだそうですがね。
この 弥平島集落 からは 弥生時代 の物と思われる遺跡も出土しており、相当な昔からこの地に人が住んでいた事が伺えます。
集落内には外灯も無いので夜に来たら相当暗そうです。
雨は小康状態になりましたが、帰りに行きに通った橋を見てビックリ！
水かさが増して橋を飲み込む寸前でした！
もう少し帰りが遅かったら閉じ込められるところでした。
と言うか集落内の人達は避難しなくて大丈夫なのだろうか？
まさかのこんなお天気に 弥平島集落 へやってきた事でリアルに河川内集落の危険さを体感した訪問となりました。
ゲリラ豪雨 の中、命がけて撮影してきた 弥平島集落 突入ノーカット動画です。
走りながら自分が実況もしているので、ちと長いけど、この動画は是非見てほしいです！
お時間のある時にご覧下さい！