「遠い山なみの光」が公開。原作はカズオ・イシグロ。
 ふと、読んでみようか、という気が起こった。
 とはいえ、文芸作品にはあまり馴染みがないし、元々読書の習慣もないし、果たしてその気になっても読み通せるか。
 で、思い立ったものの、朗読を聞いてからにしようか、とオーディオブックで探すと、いくつか作品があった。
 登場人物が多かったり話が入り組んでいたりすると、聞いていただけでは途中でわからなくなるかもしれないし、だいぶ前に「日の名残り」はテレビ放映された時に見た記憶もあり、これならまずとっつきやすい、と、お目当ての「遠い山なみの光」ではなく、「日の名残り」を購入して車中で聞くことにした。
 朗読がとてもうまい。確か執事と女中との淡い恋も描かれている、という以前見た映画の記憶がうっすらと思い起こされたが、どうもよくわからなかった。しかし、なかなか聞かせる内容である。
 ちょうど聞いている最中にBSで再映されたので、もう一度観ることもできた。
 ネットで探したある解説「人生の優しき夕暮れ 『日の名残り』」(*1)を読んで、もう一度聴きたくなり、再聴。今度は淡い恋を意識して。
 そうか、色々と書かれているではないか。それに、淡くはないぞ。
 ふーん、どことなく枕草子と通じるところがある、などと勝手に解釈。
 次は何を聴こうか、考え中。やはり「遠い山なみの光」か、それとも「わたしを離さないで」か。

 写真は久しぶりに訪問した新城の和食屋さん大文字の夏季限定というトウモロコシのかき揚げ丼・小うどん付き。食後にコーヒーがつく。量が多いかと思ったが、それほど重くない。銘酒は悪酔いしないと聞くが、食事にもそういうことがあるのかも。

*1 https://www.iny.jp/essay/200402/