窓に日差しを感じて時計を見ると5時のはじめ、日の出が早くなった。
 夜型の作家はもう少し仕事をして眠りにつくそうだ。夕方起き上がるのだろう。夜の方が仕事が捗る、というのは分かる気もする。そういう作家に三島がいた。
 こんなことを思いながら布団をたたんでいると、ふと、ハーバート・ノーマンの名が浮かんだ。なぜだか分からないが、長いこと忘れていた。大学生協の書店に著作が並んでいて、買って自宅の本棚にあったことも思い出した。あの頃話題になった人だったのだろう。本はいつの間にか散逸してしまった。
 Wikipediaで見ると、日本と縁が深い。軽井沢で育ち、GHQの仕事もしていた。なかなかの経歴だ。非業の死だったが、俊英には珍しくないことではなかろうか。俊英でも三島のそれはかけ離れていたが。
 本を検索して地元の図書館に何冊かあったので、予約して読んでみようと思った。まもなく閉館も解除される。