昨季の世界選手権で金メダルを獲った ロシアのタクタミシュワ選手のコーチ、アレクセイ・ミーシンさんが、‘浅田は、トリプルアクセルを一度もクリーンに決めたことがない’・・・などと言った という話しを、ネットを散見していて読みました。


週刊新潮、で、現役続行の意向を示した浅田真央だが、年齢的にも、もう、以前のような高難度のジャンプをプログラムに入れることは難しい・・・などと書かれてある記事を立ち読みしました。 (ー ー 立ち読みだったので、その文言は、必ずしもそのままではありません、そんな風に書いてあったのを読んだ、ということです)。



~ ~ ~ う・ム・ム、ム、ム、、、



浅田真央さんは、私の記憶では、2007,8年頃から ずっと、採点上、嫌がらせと言っても、それは全く過言ではない、そういう非好意的な扱いを受けていたのです。


採点結果の数字を鵜呑みにして、即座に彼女の演技の評価を下げる、というのは、それこそ、己の無能さや、フィギュアスケートを見る感性の乏しさを露わにするようなものだと、私は、先ず、そう思う。


ミーシン、という爺の目は、もう、光を失っているのではないでしょうか。 モノクロの数字を読むことなら出来ても、銀盤を舞う、スケーターの姿を追う力は、その目に、無い のです、きっと。



そして、振り返ってみてみても、ですから、浅田真央さんは、トリプルアクセルの得点だけで上の順位の点数を獲っていたのではないのです。 今更、たとえ、高難度のジャンプの成功率が悪くなったとしても、彼女のスケーターとしての資質や、又、人気などを危惧する、などというのは、全く、彼女の演技を見たことのない、フィギュアスケートとはカンケー無い人間が言うこと、だと、私は思います。



点数が高いから良い演技、メダルを獲ったからよい選手・・・と、そんな割り切った考え方でいる人が、本当に居るのでしょうか。


人はもっと、自分の心の‘好き’と‘嫌い’を、何より大事にするものなのではないでしょうか。



浅田真央さん程、嘗て多くの人に好かれたスケーターはいません。 私は、元々は、誰もがいいと思うものがいいと思うことの出来ない人間でしたが、浅田真央さんだけは、例外になりました。


皆が好きな彼女が、より、好き です。



いつも決まって、正確な、非の打ち所がないジャンプを跳ぶ・・・・ミーシンさんは、ひょっとしてそんなジャンプがよいジャンプだと考えているのかもしれない。 浅田真央さんのジャンプは、そういうのとは違う、と私は感じています。


ジャンプだけではない、スピンやステップは勿論、只、ひと蹴りの滑走も、彼女の動きはその曲の中のものになっています。 全ての要素がいつも、違っているのです。 いつ跳びあがって、いつ氷の上に着いたのか、分からない位、自然にジャンプしています。 回転が不足していた、とか、ナンダカンダ、難癖を付けるのは、愚の行為です。



彼女の滑りを見ていれば、他の、いつも、どんな曲の時も、決まり切った、非の打ち所がない、正確なだけのジャンプなんて、私には、退屈極まりないものです。


ジャッジは、彼女の演技に追いついていないところがあるのだと、私は、ずっとそんな風に思っています。













ショパン、ワルツ第七番。

エレーナ・ラジオノワさんの、このエキシビションを見た時は、私はすっかり忘れていました。

この ショパンの曲は、2011年に、浅田真央さんも、エキシビションのプログラムに使っていたのですね。

ジャズバージョン・・・という ことば を耳にしました。 あの年(3,11)、2011年の 「ザ・アイス」 で、二回程、披露しただけの、‘幻の’、という形容詞が付けられるようなプログラム。

是非、是非、ちゃんと見てみたい、と思いました。

(動画検索をしてみると、ニコニコ動画にはありましたが、YouTubeにはありませんでした)。


衣装も演技も、他には無いような、浅田真央さんの、新鮮な魅力が一杯のプログラムだと思います。

振付はタチアナ・タラソワさんです。 その前年のエキシビションも、タラソワさんの振付の、ショパンのバラードでした。 ー ー ー ‘ワルツ’ は、タラソワ版ショパンの、第二弾、だった、のですね。


「ザ・アイス」 のホームページに、“もう一度見たい浅田真央さんの演技”、というリクエスト企画がありましたので、私は、このプログラムを応募しておきました。

採用してもらえれば、又、見ることが出来るのですが・・・・。
浅田真央さんは、一年間の休養に区切りを付け、この 2015-2016 シーズンは、競技に復帰するという気持ちになっているようです。

そのニュースを聞いて、やっぱり、嬉しいなぁ、という思いばかりが膨らんでしまいました。

又、浅田真央さんのスケートを、競技場で見ることが出来る、・・・・本当に、ワクワクします。


ー ー ー 少し前、私には、もしや、という予感を持つことがありました。 昨季の世界選手権後に、村上佳菜子さんが、現役続行の意志であることを、半ば‘トーゼン’というような感じで表明した時です。

それと、小塚崇彦さんも、シーズン中の、どこかウヤムヤな感じだったところを吹っ切って、競技を続けるッ、と言い出した時、

これは、二人は、浅田真央さんが競技場に帰ってくると知って、それなら自分もやる と、そういう風に思った、ということなのではないかしら、と、私は感じたのです。


浅田真央さんがやるのなら、勿論、自分も一緒にリンクで滑りたい、・・・と、タカちゃんや佳菜子ちゃんなら、絶対、そう思うと思います。



ところで、私は、もう、浅田真央さんにやってもらいたい曲が実は一つあります。

ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』です。

昨シーズン、タチアナ・タラソワさんの振付で、ロシアのガチンスキー選手がやっていましたが、

素晴らしいプログラムなのに、そのスケートを見て、あんなにガッカリしたことはありませんでした。


その時、知らず知らず、心の中で、‘真央ちゃんのスケートで、この曲を聴いたら、どんなに感動的だろうか’、ー ー と思ったのです。


芸術性があって、それでいて、万人に好かれるスケーター、浅田真央さんの他には、誰も居ないと、私は思います。


【パガニーニの主題による狂詩曲】


アルトゥール・ガチンスキー、(2014,ロステレコム)