浅田真央さんのフリー、‘蝶々夫人’ は、見る人が誰も、胸を打たれるような演技でした。


始めの、失敗の二つのジャンプの後から、それは、全く、想像だにしない、この世のものとは思えぬ美しい世界が、リンクの上には、創造されて行きました。


音楽の美しさと、洗練された浅田真央さんの姿の優美なこと・・・・惹き込まれました。 見ていて、私は、本当に我を忘れてしまいました。



あの日の彼女は、トリプルルッツを、少しの躊躇もなく、容易く着氷しました。 それが、奇跡のような演技の幕開けを告げること、だったのです。


やっぱり、ルッツが、悩みの種、だったのですね。 ショートでは、ルッツを外したプログラムに、替えていました ー ー ー。



おそらく、彼女は悩むのをやめた、のです。 彼女の気持ちは自由になった。 自由に、そして、思いを尽くして、彼女は‘蝶々夫人’を滑った。



私達は、やっと、浅田真央さんでなければ創り出すことの出来ないフィギュアスケートの世界に出逢うことが出来ました。


それは、全く、想像を超えたものでした。



是非、世界の観衆の前でも、やってみせて貰いたい。 期待は膨らみます。