【浅田真央 2011四大陸 愛の夢】



2010-2011 のシーズンは終わってしまいました。 このシーズンに見た全ての演技 (女子シングル) の中で、私が最も素晴らしいと思ったのが、浅田真央さんの この 2月の四大陸の時の ‘愛の夢’ です。

このフリープログラムを、昨年 始めに見た時は、ちっとも良くありませんでした。 私は内心、オリンピックシーズンに、浅田真央さんが、勝つ為には より強さのある‘鐘’の方がいいと思った という、その気持ちは正しかった と、思い、そして、今期のフィギュアスケートには期待が持てない とも、思ってしまいました。

それでも、グランプリシリーズが始まって、心が惹かれたプログラムがありました。

アメリカのアリッサ・シズニー選手のフリーです。

ジョージ・ウィンストンの音楽を聞いた時、その美しいピアノを、そう、忘れていた と、思いました。

優しく美しいピアノが創る、透明で静かな世界に思い出されるものには、嫌なものは一つもありません。

嫌なことをすっかり忘れ去ることの出来る数分間、バンクーバーオリンピックシーズン迄には見ることのなかった フィギュアスケートの もう一つの新しい世界を、シズニー選手のスケートがリンクに創り出したのです。

小さな衝撃を抱いていた私には、安藤選手がシーズン途中で、ショートプログラムを大人しい曲に換えた時、彼女は、シズニー選手の世界に方向を変えたんだ と、そう、思いました。

このシーズンのカラー (色) は、シズニー選手が先陣をきって描き出したものだと、そういう印象が私にはあります。

 (世界選手権で、浅田真央選手の順位と同様に、シズニー選手が表彰台に立たなかったことを、私はとても残念に思っています)。

それでも、浅田真央選手のこの ‘愛の夢’ が彩る色の輝きこそは、それ迄に見た、どの演技とも全然違う、他の誰のものとも、全然違って、そして、眩いものでした。

さすがは真央ちゃん ! ! だ と、思いました。


私は、今期は世界選手権はなかったのだ と、思うことにしました。