後半は仁祖と奸臣にイライラ。『華政』④
正史ではなく、フュージョン時代劇です。
光海君(チャ・スンウォン)が失脚した24話以降は
もう、なんでそこまで捻くれるかな~
「いやだ」「嫌いだ」で国政が歪んでる~
本作後半は、けっこうイライラさせるシーンが多かったです。
本作(に限らず韓国ドラマってみんなそうだけど)ではインジョ王ばかりがワルいのではなく、とにかく臣下の面々がワル過ぎます。
そもそ
国政が歪み歪んで、ついにはインジョ王
だから私、光海君を理解し受け入れたチョンミョンが、次の王インジョと対立する中で、やがて王の座の重さに苦しむインジョをも理解し、王という座に就いた者をサポートする、懐の大きな女性になっていくのか、と思いました。
三跪九叩頭で傷ついたインジョを支えてあげるような女性になるのか、と。
でも韓国ドラマというのは、そんかなに甘いものではありませんねぇ。
どんなにチョンミョンがインジョの心を溶かしても、奸臣らが寄ってたかってチョンミョンを悪者に仕立て上げるのです。
もう観ている側はイライラするばかり
ところで私、実際に映像化された “三跪九叩頭” を観た記憶は少なく、
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加えて意外なことに
もちろん本作はフュージョンでして、まるで
でも、重要な歴史的事件を押さえていて、なかなか史劇としても興味深かったです。
本作の残念なところは、公主であることがバレた以降、男勝りな男装姿が無くなってしまったことです。
>『
でもドラマの最後の最後でチョンミョンは、夫となったホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)と共に昔のコスチューム
ソ・ガンジュンは 『キミはロボット』(原題:
最後にこのドラマ、「数年が経って」というすごい中抜けがあります。
いつの間にかチョンミンには2人の息子がいて、仁祖の正
火器都監の職人スドク(カン・テヒョン)はいつの間にか、火器都監の炊事係ウンソル(チョン・ジソ)と夫婦になってたり、あれほど「チョンミョンはホイホイ男子を生むのに、なぜ私には子供が授からないんだ」と苛立っていた
すごい設定変更で、そこは視聴に戸惑いました
きちんと光海君からインジョ王への興亡劇についてじっくり観られた本作、よかったです。