ブニ、爆発! 『チュンジャさんちはお祭り騒ぎ』②
いきなりのソ・ジヘで恐縮です。
『チュンジャさんちはお祭り騒ぎ』(原題
本作で一番強烈なキャラは、もちろん主人公ヨン・プノン(ソ・ジヘ)の実母ファン・チュンジャ(コ・ドゥシム)씨。
多くのドラマで地味目の母親役を観せてくれているコ・ドゥシムのイメージがぶっ飛ぶ、水商売キャラで登場します。
びっくりですよね。
最初の登場シーンは、2人の故郷
さらにプノンが住む島には、フェリーに乗らなければなりません。
プノンは自分を妊娠させたナム・ギソク(ホ・ジョンミン)との交渉のため、トンヨン~ソウル間を何度も往復します。
この僻地で、チュンジャ씨は海で働く男たちを相手に、自宅の1階で酒場をやっていたのでした。
子育てには劣悪の家庭環境なのに、プノンはどイイ娘ちゃんに育った・・・でき過ぎの設定です。
チャンジャ씨は会う人会う人天敵だらけ。
その中でも強くぶつかるのが、因縁だらけのパク家を預かる、長男の嫁ヤン・ブニ(ユン・ヨジョン)。
孫パク・チョンヨン(ハン・ダミン)の結婚を邪魔したプノンに腹を立て、
次男パク・タルサム(キム・ビョンセ)
ユン・ヨジョン、騒がしくてウザくて絶好調の演技です。
ブニの長女パク・チョンヨンは、国民的人気のニュースキャスターらしく、プノンへの嫉妬や嫌がらせも、それなりの自制心をもっています。
プノンの誠実さに気づいたチョンヨンは、プノンに謝罪し、傷心をいやすために企業研修の一環として留学します。
演じたハン・ダミンも、好感度は落とさなかったでしょう。
ちなみにハン・ダミンは2年後に 『
韓国ドラマって時々、富豪の娘に “不思議ちゃん” を置くという設定をします。
本作の不思議ちゃんは、イ家の一人娘イ・ジュリ(ワン・ビンナ)。
最初のうちはただ単に騒がしいだけの「面白ろハイミスお嬢様」でした。
が、チョンヨンの弟パク・チョンウ(キム・ギボム)の子供を身ごもってからは、だんだん大人の女性になっていきます。
ワン・ビンナは本作出演後の翌年、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』(原題
「後1年で31歳になっちゃう」と嘆くジュリでしたが、ワン・ビンナの実年齢は放送当時27歳でした。
『王女 岡ぴょん』でも29歳ですが、王子も成長している役だからか、大人っぽく見える女優さんです。