もう1回見なきゃ。クァク・ジェヨン監督の『猟奇的な彼女』 | コワれるまで ALLORA

もう1回見なきゃ。クァク・ジェヨン監督の『猟奇的な彼女』

映画 『猟奇
( ヨッキ)
的な
(チョギン)
彼女』
(クニョ )
(2001年)。

日本人(私だけかな)にはタイトルに違和感がある映画。

でも原作本(韓国のネット小説)作者が語感でつけただけらしくて、英題の “Sassy(生意気な、厚かましい)” が映画の内容としては適切でしょう。

『僕の彼女はサイボーグ』(韓題:サイボーグ(サイボグ)彼女(クニョ) 2008年)など、言わずとしれた “彼女” シリーズで有名なクァク・ジェヨン監督の代表作です。

『僕の彼女はサイボーグ』の綾瀬はるかもSキャラを演じさせられましたが、そのルーツは『猟奇的な』の “彼女”。

結局 最後の最後まで名前は出てきませんでしたが、チャ・テヒョン相手に とにかく殴る、叩く。
それも グーパンチ

ラブコメジャンルででここまでやるか、というドSキャラです。


助けてーっ

バキッ

ドカッ

主演女優のチョン・ジヒョンが可愛いから観ていられるけど、普通はドン引きですよ。
いや、やっぱりこの映画も引くなぁ。

でも、男性はこういうボーイッシュな()に寛容なところがありまして(^O^)、やっぱりこの映画は男性目線の映画だと思います。

同性の女の子の目に、この “彼女” はどう写るんでしょうか。


伏線たっぷりの『僕の彼女はサイボーグ』は100% “もう1回観ないと気が済まない” 映画でした。

この監督はそうやって観客を煙に巻くのが好きなようで、この『猟奇的』もまさに “もう1回観ないと気が済まない” 映画です。

まさか、そこまで伏線だったとは・・・


もう1回、最初から観ようあせる



               



ところで、韓国の人って「Canon in D」が好きなのかな。
キム・タックでも使われていたし、この映画もこの曲がしっとり使われています。

せつない調べですね。