タイムパラドックスならコレ! 映画『僕の彼女はサイボーグ』 | コワれるまで ALLORA

タイムパラドックスならコレ! 映画『僕の彼女はサイボーグ』

つづいてきました

今のところ私の中で タイムパラドックス物で一番面白い映画が、“彼女”シリーズ 『僕の彼女はサイボーグ』 (韓題:サイボーグ(サイボグ)彼女(クニョ) 2008年)
』。

この作品の脚本家兼監督、クァク・ジェヨンがまためちゃくちゃな人で、平気で東京を壊滅させちゃいます。
ゴジラだって、ここまで東京を木っ端みじんにはできなかったのに。


僕の彼女はサイボーグ

僕の彼女はサイボーグ

さて、この映画では、綾瀬はるかの無機質なサイボークの演技がいいんです。

最初のうち、ストーリーになんか違和感があるんだけど、後半にもう一回同じストーリーを別の角度から見られます。

すると「そうだったのか」ってわかる・・・気持ちになるんだけど、実は最後の最後の最後になって、そうじゃない。
ラストではじめて、この物語のタイムトラベルの全貌がわかるという、すごいストーリー。

ものすごくよくできたタイムパラドックスのお話しです。

この、時間の輻輳に比べたら日本のドラマ「仁」も見劣り・・・それは綾瀬はるかが若いからか!?



               



さて、“この映画を観て笑って泣いてるシーン”を撮っているのが、翌年(2009年)に放送されたドラマ 『アクシデント・カップル』(原題:ただ見守っていて)
アクシデント・カップル
郵便局職員ク・ドンベク(ファン・ジョンミン)と、韓国一の女優ハン・ジス(キム・アジュンのツーショット。
日本語そのままの映画のセリフが流れているなか、映画館の中は「ハン・ジスだ」と大騒ぎです。

ちなみに泣かせているシーンは、綾瀬はるかが「メチャクチャ食べるし、何しでかすか分からない私がイヤになったんだって」と訴えるカ所です。


 
最後に、綾瀬はるかのこのポーズだけど、



これは、2009年の日本映画 『ichi』 (女座頭市?)での綾瀬はるかを彷彿とさせます。


そう思うのは、私だけ?



では、その“市”に扮した綾瀬はるかの決めぜりふを。

「I don't know what I don't cut. Because I'm blind.

何斬るか わかんないよ・・・見えないんだからさ。」