タイムパラドックスならコレ! 映画『僕の彼女はサイボーグ』
つづいてきました |
今のところ私の中で タイムパラドックス物で一番面白い映画が、“彼女”シリーズの 『僕の彼女はサイボーグ』 (韓題:
』。
この作品の脚本家兼監督、クァク・ジェヨンがまためちゃくちゃな人で、平気で東京を壊滅させちゃいます。
ゴジラだって、ここまで東京を木っ端みじんにはできなかったのに。
さて、この映画では、綾瀬はるかの無機質なサイボークの演技がいいんです。
最初のうち、ストーリーになんか違和感があるんだけど、後半にもう一回同じストーリーを別の角度から見られます。
すると「そうだったのか」ってわかる・・・気持ちになるんだけど、実は最後の最後の最後になって、そうじゃない。
ラストではじめて、この物語のタイムトラベルの全貌がわかるという、すごいストーリー。
ものすごくよくできたタイムパラドックスのお話しです。
この、時間の輻輳に比べたら日本のドラマ「仁」も見劣り・・・それは綾瀬はるかが若いからか!?
さて、“この映画を観て笑って泣いてるシーン”を撮っているのが、翌年(2009年)に放送されたドラマ 『アクシデント・カップル』(原題:ただ見守っていて)。
郵便局職員ク・ドンベク(ファン・ジョンミン)と、韓国一の女優ハン・ジス(キム・アジュンのツーショット。
日本語そのままの映画のセリフが流れているなか、映画館の中は「ハン・ジスだ」と大騒ぎです。
ちなみに泣かせているシーンは、綾瀬はるかが「メチャクチャ食べるし、何しでかすか分からない私がイヤになったんだって」と訴えるカ所です。
最後に、綾瀬はるかのこのポーズだけど、
これは、2009年の日本映画 『ichi』 (女座頭市?)での綾瀬はるかを彷彿とさせます。
そう思うのは、私だけ?
では、その“市”に扮した綾瀬はるかの決めぜりふを。
「I don't know what I don't cut. Because I'm blind.
何斬るか わかんないよ・・・見えないんだからさ。」