『トキメキ☆成均館スキャンダル The MOVIE』 | コワれるまで ALLORA

『トキメキ☆成均館スキャンダル The MOVIE』

さて、 『トキメキ☆成均館スキャンダル』(原題:成均館( ソンギュングヮン)
스캔들 2(スケンドゥル)010年)の原作本(邦訳版)を読み終えたところで、映画版の『(ソン)ス』も観てみました。

『トキメキ☆成均館スキャンダル The MOVIE』(2011年)

これは映画 『IRIS -THE LAST-(原題:아이리스
(アイリス)
- 劇場版 20
(クッチャンバン)
10年)と同様、ドラマ『成均館スキャンダル』全20話を2時間ちょっとに詰めた、劇場用編集版です。
未公開カットや撮りおろしカットなどはありません。

でも、映画版『IRIS』ほど酷くはなくて、いい意味で面白いところだけのダイジェストです。

キム・ユニ(パク・ミニョン)がなぜ科擧
(クァゴ)
巨擘(
(コビョク)
試験を代理で受ける)なんかやっているのか、その家庭環境はカットされ、いきなり科擧会場でイ・ソンジュン(パク・ユチョン)に正体を見破られます。

それでも志ありとされて、()朝鮮第(チョソン)22代国王の正祖((チョンジョ)チョ・ソンハ)から成均館入学の王命を受けられたのでした。

続くエピソードは大射礼(テサレ)(弓の大会)。

次いで桀鰲(コロ)(ユ・アイン)が目撃してしまう、ユニの入浴シーン。

男性を愛してしまうのが自分の性癖だと勘違いしてしまうソンジュンの苦悩シーン。

そして、川に落ちて気を失ったユニをソンジュンが助けて、女性だと気づくシーン。

ま、こんな感じで、主人公が男装であることが明かされていく物語ラインだけ楽しめるという、まさに『(ソン)ス』の美味しいところだけの映画です。

「金縢之詞」とか「赤壁書」とか「老論・少論」なんてややこしい部分は全然ありません

それでいいのか、とも思うんですが、この映画はこれはこれで、楽しめる作品になっていると思います。

これを入り口にして、本編のドラマも観てほしいですね。