「水を使う」「火を使う」「作業をする」の3つの行為はすべて天板の上で行われます。それに対して「収納する」はほぼ天板以外の部分を使います。つまり「火」「水」「作業」と「収納」は分けて考えるべきです。
前者は必ずキッチンの中で完結します。しかしながら「収納」はキッチンだけでなく、ダイニングやリビングまで続きます。もちろんキッチンからダイニング、リビングと場所を変えるごとに徐々に中に入るものの「キッチン度」は薄れていきますが、明確に区分することはなかなか難しいものです。
しかし、システムキッチンメーカーで用意されている商品群はキッチンで完結し、決してダイニングやリビングまで進出して来ようとしません。まるでそこに見えないバリアでもあるかのように。
キッチンからダイニング、リビングまで統一したイメージで構成したいですよね。それはオーダーキッチンでしか実現しません(一部のメーカーでは対応しています)。なぜそのようなことが起こっているのでしょう?それは以前にも書きましたが、メーカーのキッチンは空間を想定しているだけだからです。実際の現場で考えていないからです。
たとえば、今回私(STUDIO KAZ)がキッチンコンシェルジュパビリオンでご紹介する小さなキッチン『sou kitchen』では、その考え方をベースにデザインされています。天板は壁掛け式とし、下のキャビネットがなくても単独で成立します。下のキャビネットは独立していますから、いくらでもサイズや仕様を変えることができます。
是非キッチンコンシェルジュパビリオンにお越しいただき、触れてみてください。






