精神疾患で休職の教員、最多の3000人 | 縁溜 ~えんため~

精神疾患で休職の教員、最多の3000人

asahi.com:精神疾患で休職の教員、最多の3千人超 文科省まとめ

精神性疾患のため、昨年度に病気休職した全国の公立学校教員は、前年度より507人増えて過去最多の3194人だった。文部科学省が10日、まとめた。また、懲戒処分を受けた教員の数は、「わいせつ行為等」が155人、「体罰」が173人でいずれも過去最多だった。

精神性疾患を患っているのは50代のベテラン層が多く、「現場の変化についていけない」という声が目立っている。悩みの1位は「生徒指導の問題」で続いて「職場の人間関係」となっている。

私立の教員についてもデータが欲しかったのですが、今回は公立の休職教員に関するニュースだったので、また探してみたいと思います。最近、教育に関心を持ち始めたばかりなので、教職課程を取っていませんし、教育に関する専門的な知識は持ち合わせていません。それを踏まえた上で、少し考えて見ました。

現在は、詰め込み型教育が問題だったと言う見方からゆとり型教育へと移行していっています。ゆとり型教育が悪いとは思いません。しかし、しっかりとした土台を作らないままに、ゆとり教育という枠組みを導入したために正常に機能していない学校が大半だと思います。土台とは、ゆとり教育によって空いた時間を有効利用するための活動や学習形態のことを指します。

現場の先生から聞いたことなのですが、総合学習の内容はその学校のその学年のそのクラスの教師に任されているそうです。もちろん学校によっては学校全体でもしくは学年全体で取り組んでいるところもあります。その方針自体が学校毎に違うわけです。それは問題ではないのでしょうか?教師になる人が全て同じ能力を持っているわけではありません。教師に全てを一任するのではなく、それをサポートするシステムを確立していく必要があると思います。

また、ゆとり教育の一環で「遠足」と呼ばれるものもなくなってきているそうです。遠足なんていう目的の明確なものはなくなり、何か(工場や市役所など)を見学する「社会見学」以外ではみんなで歩くという行事が極端に減ったそうです。何のためのゆとり教育でしょうか・・・?これだと情操教育もしっかりなされず、学習時間の減少によって学力だけ低下しているのもうなずけます。子供の頃はどれだけ多くの時間を遊んで、土と触れ合って、友達と喧嘩するかが大切なはずなのに、次第にその機会は減っていっています。

今回のニュースとずれていっているので、戻しますと50代の教員のみなさんが多く精神性疾患を患ってしまうのは、教育制度の変化に対して何のサポートもされず、現場の教師に任されているせいではないかと思います。情報化社会に適応するために小学校からコンピュータ教育を、国際化に伴って英語教育を導入していく。しかし、教える側の教師にはそのスキルを持っていない人がいる。教えることは非常に難しいものです。「1」教えようと思ってたら最低でも「4~5」の知識は持っていないと教育者としての威厳も保てません。

劇場版「踊る大走査線」でも有名な台詞がありますが、公務員は頭でっかちな上層部と現場との連携が取れていないと思います。いつの時代になっても大切なことはコミュニケーションであり、情報の透明化です。

熱血でカリスマなすごい教師が一人いたところで影響を与えられるのはよくて1年に100人ぐらいです。全国の教師のラインを底上げし、平均的な教育を行うためにも現場と理論のバランスをとって改革していって欲しいです。