イラク邦人人質事件の後に・・・ | 縁溜 ~えんため~

イラク邦人人質事件の後に・・・

多くの方のブログを読み、さまざまな考えを知ることができました。

特にChannel 1000:人質三昧。ソノ2

自己責任という単語の持つ意味をどれだけ理解せずに使用していたのか
と反省もこめて、納得するばかりでした。

各地で香田さん追悼集会 自宅はひっそり

追悼式も行われた今、自分の中でもう少し考えをまとめてみる。

上に書いたように"自己責任"という形の結果だと考えることで、
多くの批判(香田さんに対しても、政府に対しても)が
馬鹿げていることは非常に理解できる。

一人の若い命が失われてしまったことは非常に悲しいこと。
しかし、日本人だけでなく今までも多くの米英人が殺害されている。

自分も含め、"日本人"ということで多くの人が関心を持った。
それは当然の結果かも知れない。
でも、人の命の大切さ平等さを語るなら、日本人以外にも目を向け、
関心を持たないとウソっぱちだと痛感する。

香田さんが殺害されてしまった、という事実を突きつけられて
ちっぽけな存在の自分が何をすることが出来るかわからない。

一般市民である自分ができる事は何もなくて、
こうしてブログで細々と稚拙な意見を書き残すだけ。

でも、関心を持つことを辞めてしまっては絶対にいけない。

最善は尽くしたと言って話を終わろうとする小泉首相と
努力が功を奏しなかったことを反省すべきと言う細田官房長官。対照的な二人。

この記事にあるように政府は努力をしていた、と思う。
しかし、あくまでも個人的意見だが、官房長官が正しいと思う。

星条旗で遺体がくるまれていたということは、
反米感情+日本が米国についていることに対する挑発と受け止められる。

それを踏まえて首相は自衛隊派遣について検討しなおすこともしない。

今の自分には知識が足りない、だから意見も大したことは言えない。
でも、最悪な結果であるが日本人が殺害されてしまった今だからこそ、
しっかり自衛隊派遣の意味を問い直す必要があるのではないか。

そう思えて仕方がない。