夢と現実。/ 平原歩20141227(5)

夢と現実。

平原 歩

・・・・

・・・・






よっちゃんは

・・・・

よっちゃんは


　あゆの夢だった。

子供の頃から何でもできて


何でもうまくて



・

・

・



憧れだったんだよ。

カメラマンになるって聞いて


驚いたけど


よっちゃんならできると思った。



・

・

・



私も・・・・

その力になれれば


　いいなと思った。

うん


・

・

・

私もやめた。





え・・・・

・・・・

・・・・

さよなら

ひとりで帰るから。

楽しいはずのデートが

かなしい思い出に

　変わってしまった。

一年後。

久し振りに横浜に来た。


あゆみとはあれ以来会っていない。

仕事は


　結局カメラマンを続けている。

春のインターハイの撮影で


チーフカメラマンを任されそうで



それが評価されれば


　独立も見えてくる。

　今なら・・・・







そう







　今なら言える。







俺と一緒に


夢をみないか




なあ、あゆみ




一緒に


　夢のつづきをみようよ。

横浜の空は


　あの日と同じ色だ。




そして




俺の頭の中では


彼女のシャッター音が


　今も鳴り響いている。

『シャッター。』
完

篠山吉信

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これでストーリーはおしまいです

その１でネタ気味に始まったお話ですが、綺麗に終わらせることができました

いやー

映画って本当にいいもんですね←



●撮影データ
20141227 CC撮影会(大さん橋) その５

●モデルデータ
平原歩 5月13日生まれ おうし座 O型

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