カラスミの作り方 | ディモルフォセカ 食育マイスターシェフのお楽しみ

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西武新宿線鷺ノ宮駅の欧風レストラン。食べること、釣り、水泳、トロンボーン演奏などなどいろいろやりたがりシェフの愉快な日々をお届けします

新鮮なボラ子11月から出始めます。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子1

出始めは値が若干高いので、充分に出回るピークに購入するのがオススメです。

スーパーではよほどの事がないと売ってません。

近くの市場に根気良く行ってみると良いでしょう。

もし、手に入ったらさあカラスミ作りにチャレンジです!!


①血管の血を抜く

裁縫用で構わないので針を用意します。

太い血管、細い血管全てにチクチク、チクチク細かく針を刺します。
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子2
 
全部にまんべんにチクチクしたら、血抜きの為に水に丸一日漬けます。

途中、水を交換したほうがより、血抜きしやすいと思います。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子3

血抜きをしないと出来上がりの見栄えがよくありません。


②塩漬け
丸一日血抜きをしたら、今度は粗塩に漬けます。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-塩

こだわりの塩が手元にあるならそれで作って良いと思います。

私は近所で売っていた赤穂の天塩。

(おいしい塩はほんのり甘い)のキャッチフレーズに惹かれました。

全体が覆うようにたっぷり塩をします。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子塩1


キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子塩2

隅々までたっぷりと豪快にボラ子を埋め尽くします。

この状態で丸一日冷蔵庫に置いておきます。




③塩抜き

丸一日経ったら、塩から引き上げます。
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子塩抜き2

さっと、表面の塩を真水で素早く洗い流します。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子塩抜き4

クタクタに若干固くなったボラ子です。

いい感じに水分が塩の浸透圧で抜けています。

この状態だと塩分がキツすぎるので、塩抜き作業をします。

ここで登場するのは、今回はこれ!!

ジャ~~ン(^-^)/
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-泡盛

沖縄の泡盛です。

日本酒で作る方もいますが、出来るだけアルコール度数が高い蒸留酒の方が腐りにくいです。

私は、焼酎ではなくアルコール度数35°の泡盛『瑞穂』をチョイス(^-^)/

(ただ単に、私が泡盛好きという周りの声は無視して・・・ニヤリ)

泡盛をボラ子にかけていきます。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子塩抜き5


キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ボラ子塩抜き6

完全に浸るぐらいにたっぷり注ぎましょう!!

この状態で丸一日置いときます。



④天日干し1日目

塩抜きしたボラ子をザルに載せます。

ディモルフォセカではザルが無いので、パイ皿に『ピチット』という吸水シートをのせ、その上にボラ子を置きました。

上から重石をします。

虫や鳥、動物が手を出せないように編みの中で天日干しです。
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-乾燥1日目1

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-乾燥1日目2

ディモルフォセカでは、『茶屋 つゆくさ』 さんより網を借りました。

ありがとね~ラブラブ






作成していると早速ボラ子を狙う殺気が!!!!
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-乾燥1日目3

ご近所のりく君です。

気を付けないと(^o^;)



日中お天道様の下で干してあげます。

夜になったら、冷蔵庫でラップなどにはくるまずに、そのまましまいます。

雨など入らない状態で干せるならそのままで夜通し干しても良いと思います。



1日でもちょっとだけ色づいていますね。
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-からすみ1日目


でも、まだ中は全然乾いていません。



⑤天日干し2日目

重石をした面をひっくり返し今日もお天道様の下で干します。



⑥天日干し3日目

重しを外し、今日も干します。

3日目の画像
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-乾燥3日目

1日目よりはほんのり色濃くなったかな!?



⑦天日干し4日目~

気長に雨に濡れることのないように干しましょう!!



⑧天日干し 1週間


キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-カラスミ①

かなり、ツヤも出てきました。

ここで、たまらず試食してみました。

≪美味い≫

塩加減もバッチシ!!



このままでも、完成ですが、もう少し干したほうがベストになると思い、更に何日か干すことにしました。

だいたい10日か場合によっては2週間、3週間干してみてください。




⑨保存


ボラ子に付いている身を外し、その身の脂でボラ子をコーティングしていきます。

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ついたるやつ2

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-ついてるやつ1

これですね。

コーティングしていきます。
キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-てり1

キッチン&サロン ディモルフォセカのブログ-てり2

ピッカピッカです!!



保存袋に入れ、真空出来る機械があれば、真空します。



これでカラスミの完成です。




冷蔵庫でかなり保存可能です。



さあ、みなさんも作ってみましょうヘ(゚∀゚*)ノ







ってそんなに簡単に作れないって!?




では、御歳暮、御年賀用にディモルフォセカ特製カラスミ販売いたします。




お問い合わせ、ご購入はお電話、メールでも承ります。

数に限りがございますので、お早めに!!

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