11月7日。
試合感を取り戻すゲーム中心の月。
対外試合2回目で選手達にいずれ伝えるべきことを言う機会が舞い込んできた。
ラッキーである。
自分達のサッカーは攻撃である。
それには自分達の時間を作り出さなければならない。
いくら練習を重ねてもその時間を作れなければ、練習でやってきたことはゲームではできない。
気づかないまま、「うまくいかない」が続くとミスが失点につながり、負のスパイラルに陥る。
①キレイなサッカーにはそれに反する戦術を身につけていないといけない。
②リスクを犯す戦術の意味合いを理解しなければならない。
③個の力でチームを成り立たせる意識ではなく、成り立っているチームに個の力で変化をもたらす意識でなければならない。
①クリアやフィードといった一見、蹴り出すプレーとみられ、面白くないと思われがちなプレー。相手の心理とメンタルを突くためのカウンターという戦術の必要性(脅威と感じる個を1番の虚にあえて配置するなど)。
②プレーエリアを限定させ、ゲームの高さ調整を行うラインコントロール。
知識とGKの基礎技術を伴う。
③仲間を理解し、阿吽の呼吸でゲームを展開することがベースであり、個の力で、緩急・鈍攻・速攻などでゲーム展開を変えたり、リズムを作る。
いつも強いチームは強豪とか、常勝とか言われるが、上手いプレーヤーが揃っているからと思われがち。
でも、実は特に、①③がとても重要。
①③を体感してもらいながら個を育てる。
今日、舞い込んだ場面は、そんなことを少しだけ選手達に伝えられ、他の指導者に話すきっかけが作れたことは、ラッキーだった。
同時に軽視されやすいベンチマークの重要性も改めて感じた。