さて、問題の4日目ですグラサン

サンセバを出発するところまでは非常に順調
天気が良すぎて、車内が暑い…
おまけに登山の後のワインで若干脱水気味なのか
喉が焼けるように乾く…1.5ℓのお水がどんどんなくなっていきます

無事ビアリッツ空港まで到着し、さあこれから市内に移動するんだろうなと思ってた矢先
バスの運転手さんからまさかのひと言が
「今日はトラフィックが良くないから、市内までは行けない
バスはこのまま最終目的地のバイヨンヌへ行くから、皆はここで降りて○番のバスに乗って」

いやいやいや、空港から市内まで乗り換え移動するのが大変だから私たちは市内行きのバスを選んだんだよ!
トラフィックが良くないってどういう理由だムキー
おまけに市内行きのバスは私たちの乗車チケットではカバーされないと⁉︎
まあでも、スペイン語やフランス語が話せるお客さんたちにも同じ案内をしていたので
アジア人差別という訳でもなさそうだし、
市内バスは乗車賃も1€とかだし、
行かないものは行かないのだから降りるしかない…
しかし、待てど暮らせど市内行きのバスが来ない!!

炎天下の待ちぼうけに私の頭はぼうっとして来ました

案内された番号ではなかったものの
Google先生で友人が調べてくれて、乗り継ぎながらホテル最寄りのバス停になんとか到着
ビアリッツはやっぱり保養地ですね
道中別荘がたくさん並んでいるのを横目に見つつ(ということは結構な田舎なのです笑)
暑すぎて、美しい街並みにもうっとりとした気持ちにはあまりならない…

しかも、このバス停からホテルまでが!
まあまあ遠い!!
午前の登山並みの体力を使いながら、なんとか宿泊地にたどり着きました



安堵笑い泣き笑い泣き


数ヶ月前に改装を終えたばかりだというホテルはとても綺麗で可愛い

受付してくれたベトナム系のお兄さんもとても親切

改装が終わってからここまで数ヶ月、ずっと曇天だったのに君たちはラッキーだよ!と明るく話してくれる


そうか、私たちはラッキーなのか!

こんなに暑いんだから早く足だけでも海に浸かりたい…

いそいそとビーサンを持って外出しました



同じバスクだけど、フランスはなんとなく違う

やっぱり何か洗練されている

お洒落で可愛い







ココシャネルに縁があるらしい本屋さん

中はまさにフレンチの世界でとても可愛かった



目抜き広場の教会



紫陽花があちこちに!



しかしですね、海風なのか?意外と寒いのです

一方で日向はめちゃめちゃ暑い

おまけにホテルに向かう道でも思ったけど、坂が多すぎるよ、ビアリッツ…

お水の補給をしたいのですが、この日は日曜日で開いているスーパーがなさすぎるえーん

町外れのカルフールまでてくてく歩いた結果、私は完璧に満身創痍



友人は海辺でサンセットを見るんだと意気込んでいましたが

もはや私にそんな気力が残っていないことは明らかで



この眺めも素晴らしいのですが、私はもはや休みたい一心笑

まだまだ元気な友人とは一旦別行動、私はホテルで休憩し、夕食で合流することにしました


この辺りでさすがの私もようやく自分の体調不良を自覚します

喉は痛いし鼻水も出るし、なんなら頭も若干痛い

これは単なる疲れでも脱水でもなく

風邪をひいたに違いない、、、


食欲は全くないものの、旅の友を一人で食事させるのは心が痛かったので

とりあえず約束の時間に合わせて外に出る

お目当てのお店が既に満席だったので、他を探すも

たぶん具合悪そうな私を慮ってくれた友人の提案で

せめてフランスらしいものを…とガレット屋さんへ

(なんとここが、この旅で一番高かった食事代!)

久々に野菜らしい野菜にありつけた私はシードルを片手にものすごい笑顔

でも実はだいぶお疲れモードだったので

(上着きてるしね。寒かったんだろうな…)

この後サンセットを見に行く元気な友人と別れ、早々にひとり部屋で眠りについたのでした



つづく。



持って行かなかったことを本気で後悔した鼻うがいキット。これがあれば直ぐ回復していたかも…笑い泣き