実は全く話の筋を理解してませんで
なんならドキュメンタリーに近いのかなと思ってたら全然違いました
六月初旬の平日水曜日
珍しく早朝勤務シフトを割り振られ
せっかく映画が安い日だしなー♪と軽い気持ちで夜の回を予約して行きました
インド本土では、かのRRRを超える大ヒットを記録したそう
テーマは「南インドに伝わる神降ろしの儀式」
興味惹かれる内容です
しかし予約時に発覚したのが、今作は「サスペンス」だということ
私ホラー映画とか大の苦手なんですが、、、
謎解き要素が加わったとしても怖いのはほんと無理
夜の回なのにどうしよう 帰り道怖くてゾクゾクしたら…
という一抹の不安が漂う中鑑賞開始
とっっっても面白かったです!!!
インド映画らしい - i.e. 多種多様な感情が散りばめられていて、喜怒哀楽、友情、愛情、家族愛などなど、いろいろと心の琴線に触れるポイントが多い反面
良い意味でインド映画らしくない - i.e. 所謂「歌と踊り」の要素が際立っていない、若干通常のボリウッド作品より短い(140分)というのは、ざっくり、非インド映画愛好家を枠に囲い入れやすいポイントだと思いました
肝心の「神降ろし」は好き嫌いが割れそうなテーマですけれども
個人的には「憑依」という形は非常に興味深く感じました
映画では最後、勧善懲悪的に分かりやすく神がかった力を描いていましたが
儀礼の慣習は、現地で人々の暮らしと神様の存在がどれだけ密接であるかを体現していると思います
インド的思想で言うと、おそらく「降ろす」というより「覚醒」なんじゃなかろうかとも感じましたが
まあここらへんは各個人の解釈でしょうね
あとはインドの田舎暮らしの描き方がとても好きでした
ルールとかあってないようなもので、村人はほぼほぼ法制なんて理解してない、っていうのが
(私なんかがこう言うのも烏滸がましいですが)あるあると言うか、わかる気がしました
全部ひっくるめて、やはりインド的世界観で描かれているというのが
(私のヨガの先生の感想として、「インド人監督の描くインド映画はインドの汚い部分も全て描いている」と伺いましたが、まったく同感でした!)
今作の良い特徴であろうと思います
良い映画でした、とても面白い映画でした
さて、その3日後くらいのことです
首のリンパが腫れ出しました
ああやばいなあと思っていたらあれよあれよと熱は上がり39度超え
ああ大変と思って週末受診可能なお医者さまに駆け込み
インフルもコロナも検査は無事陰性
ほっと一息ついたのも束の間、今度は身体中に謎の発疹
うわやばいやばいと思っている間に発疹は全身に広がり熱は再び39度超え
これは本気でやばいやつだと思って、週明け近所の病院に駆け込み
案の定麻疹の疑い濃厚ということで、救急病棟の陰圧室へ
パイプ椅子に座り待つこと1時間、2時間、3時間、、、、
総合病院の皮膚科は激混みだった様子で、先生が往診に回ってきていただけたのは一体何時だったのか
PCRは保健所経由で結果が出るまで一晩かかるということで
念のため入院を勧められましたが
これ以上陰圧室で過ごすのは精神的に辛く即刻お断りをし
食べられてなかったので点滴と一緒に解熱剤を入れていただきその日は一旦帰宅となりました
熱が下がったおかげでほぼ3日ぶりにお風呂も入れて
大変嬉しかったのですが案の定夜には再び発熱し
あまりの悪寒に6月なのに毛布を引っ張り出し
その後2日狂ったように寝ていました
そして、ちょっと楽かも?と思った朝
みるみる熱が下がっていきました
最初はお粥も食べるのが辛かったのですが
解熱と共に口内炎の酷さの方が勝って少なくともビタミンをしっかり摂らねば、、、となり
フルーツとお野菜を中心に、元の食生活に戻しつつあります
(ちなみに麻疹も風疹も検査は陰性でした
なんらかのウイルス感染による中毒疹、というのが先生の診断です)
得体の知れないものに対する怖さというのをホラー映画では描くのでしょうが
日常のどこにでも、得体の知れない体験というのは見え隠れしていることを実感しました
元気に毎日過ごせていることこそ奇跡的なのに
当たり前の大切さを人は忘れがちなので
忘れた頃にこうやって爆弾のような体験を通して
胸に焼き付けてはまた忘れ、、、と繰り返す
人間ってなんて愚かな存在なのでしょう
ヨガ思想的には、本来的にどちらが良いとも悪いともなくて
ただそういう状況なのだというだけですが
生物としてはやはり、当然悪寒も内臓の痛みもない元気な状態の方が望ましいと感じてしまいます
発疹が残っている今の身体を「うーん、まだかあ、、、」と眺めつつ
「よくあの大変な数日間頑張ったなあ」と自分で自分を褒めてあげています
陰圧室で点滴してくださったナースの方がとても優しくしてくださって
当時不安で不安で仕方なかった私は点滴受けながら号泣していました
あんな感情を授けてもらえたのは、身体の辛さがあったからこそでした
そしてお土産がもうひとつ
高熱でうんうん辛がってた中チラ見したSNSで
MAJなるもので藤井風くんが歌ってたPremaがなんか素敵だったなあと思い出し
熱も下がったし、腰を据えて見返してみることにしました
ヤバかったです(←語彙w)
画面越しでこの感動!!
しかも録画で過去の瞬間の切り取りなんだけど
そこだけ場が違う圧倒的な空気というか
明らかに何か別次元の領域で音楽が醸成されていました
こんなこと言ったら引く人数多かもしれませんが
「神が降りてきた」ってこういうことだ
そんな感覚を覚えるパフォーマンスでした
先の表現を繰り返し使うとすれば、「降りる」というよりは「目覚める」、元々アーティストの中に眠っていた才能が覚醒して、バックバンドやコーラスのメンバーにもその波が伝染して花開いて、
ものすごい気が巡っている空間のように見えました
高次の集中状態に入ることを「ゾーン」とも呼びますが
この時はゾーンが個人の中で完結してなかったのがすごくパワフルでした
私の表現が拙く伝わらないところも多々あろうと思いますが、
音楽って時空を超えるというワードがすごく腑に落ちました
。。。ということで
「憑依」をテーマにしたインド映画を観た女は
謎の病にかかり文字通り結構苦しい数日間を経て
楽しみにしてたジャズ鑑賞を含め複数の予定をキャンセルするという苦しい選択をしつつも
SNSを通じて神がかった音楽に触れて
自分の中の神様は信じてた方が良いかなあという価値観と
藤井風くん大好きというところに落ち着いています
まったく、人生って何が起こるかわかりません
大変烏滸がましいですが風くんのスピーチを真似て
「神に感謝、私の中の神に感謝、皆の中の神に感謝」
まさにそんな気持ちです
ヨガ哲学勉強してて良かった
プルシャとプラクリティ、ブラフマンとアートマン
ここら辺の関係性が初めて実感として見えて
世界が少し明るくなった気がしています
追記: 風くんが好きっていうと
「サイババ信仰」みたいなことをSNSではよく言われる、というか、叩かれるというかアンチ発言なのか書かれるのですが
そもそもそういうあなたはサイババの何を分かっていて、何を駄目だと思ってるんですか?と心から問いたい
私はサイババの教えは何も知りませんが、一般の日本人から見たらヨガとかインド哲学を学んだ時間は長いです
100%それが正義だとは思ってませんが
素晴らしいと思う考え方も多いので
私は好きだし自分の生き方の中に取り込もうと思う要素があります
自分が良いと思う部分を良いと言っているだけで
盲目的に何かを信奉しているわけではありません
気にしなければ良いだけの話ですが
荒らしたいだけの輩はお願いだから黙っててください
梅雨時の体調不良には鼻うがいを!
私は最近サボっていたので、謎のウイルスにかかってしまったに違いありません。
