正直、前半が良すぎたので
後半を観に行くのが怖かったところもありました
What is this feeling
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Defying Gravity
特にこのあたりの破壊力がすごかったので
多少物足りない感じで帰るんだろうなーと
それが意外に、満足して帰途に着きました!
ひとことで言うなら、Wickedという作品を
愛して愛してやまない人たちが作った映画だなと
オリジナルのミュージカルではぎゅっと凝縮されてて分析研究しないと気づかない細部が
とても丁寧に描かれて伝わりやすい
四季を見た初回から私が感じた難しさというか
単なるハッピーエンドではないな、なんか切ないなという感覚なのですが
「人のためと思ってしたことが必ずしも良い結果を生むわけではない」
「何が幸せか、何が大切か、物事の見方は人によって違う」
というテーマがこの作品の一つの主軸ではあると思います
エルファバって前半ほぼずっと気の毒なんです
妹のことが大切でネッサのために、と思ってやってることが裏目に出がちで
本意でないのに揶揄われたり、お父さんからも愛されたいのに叶わなかったり
それでいつも真っ黒な服を着て固い殻を被っていたのが
友情と恋愛を通して柔らかく変わっていきます
一方グリンダは、一見、超絶楽天的で自己肯定感の塊なのですが
実は人一倍気にしいであることが映画ではよく描かれています
最後は大切な友人と信頼していた理解者とも別れてある意味孤独
それでも凛とした姿が印象的です
2人とも、完全に最初とは変わったことが
歌を通してひしひしと伝わってくるわけです(大号泣)
パート1はコメディ要素も多くて華やかでしたが
パート2はグリンダの心の動きにすごくフォーカスが当たってるような
映画を通してグリンダという役柄に奥行きが出たなと思います
アリアナがこの役にとても思い入れがあったというのは公然の話ですが
アリアナの表情がね、本当に良い
何度も言ってるけど映画初出演とは思えない
7rings歌ってなのと本当に同一人物なのか!?
I couldn’t be happier
とか、元々あまり印象強くなかったんですが、なかなか切ない曲で
映画だと華やかなセットの中で歌うから、対比効果で涙が出そうになります
Everyday More Wicked
はミュージカル版よりも豊かな構成で、リプライズで前半の曲が入ってたりもして楽しい
ここら辺はコメンタリー付きサントラの解説が参考になりますのでよかったら
そしてなんといっても!
For Good
です。Defying Gravityみたいな衝撃はないんだけど、じんわりとしみる曲
いつ聞いても思うんですが、Defyingの時はUnlimitedだった歌詞がI’m limitedに変わってるところでもう涙腺崩壊
その後もずっと歌詞が最高です(オタクの域)
I’ve heard it said
That people come into our lives for a reason
Bringing something we must learn
And we are led
To those who help us most to grow
人生観、運命論、もうその通りとしかいえない
最後の2人のコーラスとかもう、どうしたらこんな名曲が生まれるんだろう
きれいな歌詞が重なるんです、作った人天才
…その他、ミュージカルにない新曲も入ってます!
ちなみにパート2は、ボックとネッサの存在感が光ったなと思います
個人的にこの2人は本当に可哀想な役回りです
報われない恋をして、嫉妬心や憎悪や執着心に駆られて酷い言動に出てしまう
人間の汚い部分を象徴してる存在かもしれません
ブリキの木こりは怖くてですね…私にはフランケンシュタイン感がありました
ブリキ男といえば、集団心理の風刺も強い
そもそもオズの魔法使い自身がでっち上げの存在なので、この要素はそこら中に散見されるんだけど
噂や煽動的なプロパガンダに煽られて魔女討伐に突き動かされるシーンとか(美女と野獣のクライマックスとも重なる)
戦争、紛争の比喩でもあるんでしょうか
今見てるもの、信じてるものは本当に真実なのか?
というポイント
まあそんなこと言っちゃうと、グリンダの姿などは
SNSなどの映え文化の揶揄にもなるのかもしれません(作品の中では結局ちゃんと魔法が使えないし)
そもそもエルファバが緑の皮膚で揶揄われたり、動物を虐待するオズの政策は各種差別のアナロジーでしょうね
さてもうひとつちなみに、モフモフ好きにも嬉しい作品です
ダルシーベアがとてもやさしそうなのですが、他の動物たちも可愛いです
Exodusのシーンは難民問題などへの風刺とも読めるなかなか重い場面ですが
私はかわいいモフモフたちに心を奪われておりました笑
脱獄のシーンでは、ハシビロコウがマダムモリブルに詰め寄る場面がツボです
臆病なライオンが本当に情けない顔をしていたので、勇敢さを取り戻した姿は見てみたい
あとはWicked語が散りばめられてるのも楽しい
Cubnap(kidnapならぬ)とWait for a clock-tickが可愛すぎてクスッとしました
きっと他にも沢山あるんだろうな
ということで、大変素敵な映画でした
もっと細かいところ掘り下げて行ったらさらにいろんな発見がありそうなので
しばらくSNSで情報漁ろうと思います
この間の和食ごはんで出てきた茶碗蒸し?が
とてもWicked色だったので載せておきます🌸
4月になりました
心機一転、毎日を楽しんでいきましょう

