こんにちは!
いよいよ7月ですね!
今回はまもなく全車が廃車となってしまう「10-300形8両編成」の廃車の理由を考えていきたいと思います。
ちなみに6/18時点では残り3編成です。
10-300形は2004年に登場。
開業当初から使用されていた10-000形を置き換えるために登場しました。
JR東日本のE231系と共通設計でコスト減を図りました。
<短命な理由>
① 都営新宿線の10両編成化
都営新宿線では現在、全編成の10両編成化が進められています。
そのため、8両編成である10-300形初期車の一部が廃車されるのですが、過去の10両編成化では10-300形8両編成に新造した中間車2両を組み込み、10両化しています。
今回も同じようなことはできないのでしょうか?
② 中間車新造ができない
なぜ中間車が新造できないのか。
一つ目の理由は「新造することができない」ということです。
10-300形8両は2004,2005年製。
当時JRの主力車両であったE231系を製造している「東急車両製作所」「総合車両製作所」で作られたため、共通設計の本形式は容易に作ることができました。
しかし現在は2022年。車両の製造に必要な部品もわざわざ17年前のものを取り寄せなければならないなど非常に手間が生じてしまいます。
仮に現在の部品で製造した場合、耐用年数にばらつきが出たり、性能が違ったりしてよろしくないので製造はしないのでしょう。
およそ17年でその役目を終えることとなった10-300形8両編成。
もったいない気もしますが、さまざまな事を考えての結論だったのでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ー追記(6/20)ー
本日、10-410fが廃車回送されたようです。
よって、残り本数は2本となりました。