血液中のグルコースは老化の一因
ヨー子さん
「アンチエイジングって、老化予防のことですよね。」
マルベリー先生
「そうです。私たちは血糖と活性酸素によって、次第に老化していくんです。」
ヨー子さん
「血糖を低くし、活性酸素を防いだら、老化しにくいということですか。」
マルベリー先生
「そうなんですね。血糖つまり血液中のグルコースは脳に栄養を補給するために不可欠なものなんです。」
ヨー子さん
「身体に必要なものなのに、それが老化の原因になるんですか。」
マルベリー先生
「そうです。血液中にはグルコースは必須です。これがなければ頭の働きが停止してしまいます。だから血糖は必要なんですが、血液の中にグルコースが溶け込んでいることが老化の原因になるんです。」
水素はアンチエイジング
ヨー子さん
「水素が体の中でできることは分りましたが、いったい水素は何をしているんですか。」
マルベリー先生
「まずは、アンチエイジングでしょうね。」
ヨー子さん
「えっ!水素ってアンチエイジングなんですか。」
マルベリー先生
「そうですよ。水素は活性酸素をつぶす非常に良い物質なんです。」
ヨー子さん
「活性酸素をつぶしてくれるんですか。そうなら、アンチエイジングですね。」
マルベリー先生
「そうなんです。活性酸素は身体の中にあるタンパク質や脂質などを手当たり次第に酸化するんですね。酸化されるとタンパク質や脂質は本来の機能を失ってしまいます。老化ってこんなことから始まるんですよ。」
大腸で作られる水素の量ってどれくらいなの
ヨー子さん
「身体の中で水素がいっぱいできると、体液から抜け出した水素がガス状になって、気泡ができたりしませんか。」
マルベリー先生
「水素分子は水1Lあたり最大1.6mg溶けます。50kgの人なら、血液や体液の総量は35Lぐらいですから、水素が飽和状態だとすれば56mgの水素が溶けていることになります。」
ヨー子さん
「56mgと言えば、大した量ではありませんね。」
マルベリー先生
「そうなんです。大した量ではないんです。」
ヨー子さん
「でも、大腸でどんどん水素が作られたら、体液や血液に溶けきれなかった水素がいっぱいできてくるのではないですか。」
マルベリー先生
「余った水素がオナラに混じって出てくるのでは、というような心配はいりません。実際にどれくらい水素が作られるか測定されていませんので、はっきりしたことは分りませんが、大腸で作られる水素は1時間当たり最大10mgぐらいではないかと推定しています。だから、身体にはまだまだ水素を受け入れる余地が十分あると思われますね。」
炎症の進行を防ぐ水素
ヨー子さん
「水素が活性酸素と反応するって、すごくいいことのように聞こえますが。」
マルベリー先生
「体内で発生する活性酸素は抗酸化物質でつぶすと考えられてきました。その通りなんですね。そのために、抗酸化物質が豊富な野菜を食べることが重要と考えられているわけです。」
ヨー子さん
「じゃぁ、抗酸化物質以外の新たな活性酸素消去剤が水素ってことになるんですね。」
マルベリー先生
「そうなんです。おとなしく、身体全体に広がって体液に溶け込んでいる水素が身体のあらゆる場所で活性酸素をつぶす仕事をしてくれているわけですよ。」
ヨー子さん
「水素って、身体の中で燃えたりするわけではないし、何の役にも立たないものだと思っていたんですが。」
マルベリー先生
「あのね、病気の始まりのほとんどは活性酸素によるいたずらで始まるといってもいいくらい活性酸素がかかわっているんですよ。最初は本人も気が付かない非常に小さな炎症を活性酸素が作るんです。それがだんだん大きくなっていって、実際に痛みが出たり、かゆくなったり、臓器が機能を失ったりといった具合に悪くなっていくんです。このような炎症の進行を水素は防いでくれると言えますね。」
体の中の水素分子は酸素に出会って爆発する?
ヨー子さん
「食物繊維を食べておくと、大腸で水素が作られることはよくわかりました。で、水素はいったい何をするんでしょうか。」
マルベリー先生
「水素は酸素があると爆発的に燃えますね。しかし、水に溶けている程度の水素ではそんなことは絶対に起こりません。」
ヨー子さん
「身体中に充満しているといっても、水素の全多量が一人当たり50mg程度だから、たしかに身体が爆発したりはしませんよね。」
マルベリー先生
「そうなんです。おとなしく、身体全体に広がって体液に溶け込んでいるだけなんですよ。」
ヨー子さん
「それで、どうなるんです。」
マルベリー先生
「水素はね、酸素だけではなく、活性酸素ともよく反応するんです。身体の中に分布している水素ガスのそばで活性酸素が発生すると、水素は活性酸素と反応して水になります。だから、水素分子が身体中にあるってことは、いつ、いかなる場所でも、次々と発生してくる活性酸素をどんどんつぶしてくれるってことですよ。このことが、身体を健全に守っていく上で非常に重要なんです。」
水素の生産は非常にゆっくりと時間をかけて行われます
ヨー子さん
「大腸の中にいる水素発酵菌が水素を作ってくれても、呼気で出ていくのなら、あまり効果は期待できないのではないですか。」
マルベリー先生
「いや、確かに水素は呼気に含まれてどんどん出ていくんだけど、水素は次々に作られてきますから、身体の中にはいつも水素があるということになるんです。」
ヨー子さん
「どうして、そんなことになるんですか。」
マルベリー先生
「水素発酵菌は自分の周りにやってきた糖類を代謝して水素を作るんだけれども、一瞬に水素を作るのではないからですよ。」
ヨー子さん
「と言うと?」
マルベリー先生
「食物線維にはオリゴ糖、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維がありますね。オリゴ糖は早く水素に変えられます、その次は水溶性食物繊維です。不溶性食物繊維から水素が作られるのにはずいぶん時間がかかります。この3つからは結局非常に長い時間にわたって水素ガスが出ることになりますから、あんまり心配はいらないんです。」
人間の身体に充満する水素の量はわずか50mg
ヨー子さん
「人間の身体全体に水素を充満させたとしても、だいたい50mg程度の水素があればよいわけですね。」
マルベリー先生
「そうなんですけど、実はね、50mgぐらいあればよいという訳ではないんです。」
ヨー子さん
「さっき、計算したじゃないですか。ちょっとややこしかったけど、とにかく人間の身体には50mgぐらいの水素しか溶け込むことができないんじゃないですか。」
マルベリー先生
「そうなんですね。だけども難題があるんです。」
ヨー子さん
「難題って?どんなことかしら?」
マルベリー先生
「人間は呼吸をしていますね。肺で身体の中で発生した二酸化炭素を排泄して酸素を取り込んでいるでしょ。この時、水素は呼気と一緒に排泄されてしまうんです。」
人間の身体にはどれくらいの水素が溶けているの
ヨー子さん
「体重が60kgとしたら、全身にまんべんなく水素がいきわたっているとするとどれくらいの水素量なんですか。」
マルベリー先生
「人間の水の量は年齢によってかなり違うんですが、60-70%ってとこですね。」
ヨー子さん
「仮に水が60%だとしたら、体重60kgの人の水分含量は 60kg x 0.6(60%) = 36kg ってことになりますね。」
マルベリー先生
「そうです。水素が溶ける量が1.5ppmってことは、1リットル当たり1.5mg溶けているってことでしょ。」
ヨー子さん
「そうか。すると36kgはほぼ36リットルと同じだから、 1.5mg x 36kg = 54mgですね。なんだかちょっとだけですね。 」
マルベリー先生
「54mg が多いか少ないか、私はかなり多いとみているんですがね。」
水素水を飲んでも役に立つの?
ヨー子さん
「スーパーで水素水ってのが売られていましたが、あれはどんなものなんですか。」
マルベリー先生
「水素水というのは、水に水素を吹き込んで水素を溶かしたものなんです。」
ヨー子さん
「水素は血液にも溶けるわけだから、当然水にも溶けるんですね。」
マルベリー先生
「そうなんです。水1リットルに1.5mgぐらいですが溶けるんですよ。」
ヨー子さん
「水素水を飲んだら、胃あたりで水から血液へ水素が移って行って、全身をめぐるようになるわけですね。」
マルベリー先生
「そうです。水素水を飲んで血液へ水素を渡すというやりかたでも、結構役に立つんです。」
呼気で出ていく水素、次々作られる水素
ヨー子さん
「せっかく水素がお腹で発生するのに、どんどん出ていくんですか。」
マルベリー先生
「水素は血液に溶けて全身を回ります。肺へ来たときは、呼気になって出ていくんです。」
ヨー子さん
「だったら、全身に水素を分布させておくことは非常に難しいことになりますね。」
マルベリー先生
「いや、そんなこともないんですよ。」
ヨー子さん
「そうなんですか。せっかく水素ができたのに、すぐ無くなってしまうのはもったいないですよね。」
マルベリー先生
「食物繊維とは、オリゴ糖、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の三つの混合物です。最初はオリゴ糖、次いで水溶性食物繊維、さらに不溶性食物繊維と消化されやすいものから順に消化されていきます。10時間以上もかかってゆっくりと水素に変えられますから、絶えず水素が作られていると考えていいんです。」