令和6酒造年度(R6BY)の秋の酒造り、今年も10月早々から始めます。
年内の造りに必要な酒造米の手配を盆明けに既に済ませてますが、それが入荷するまでに酒蔵内の設備や道具の準備を急がなくては。
米の洗米から蒸米、麴造り、それから酛造りに醪の仕込み、最終の上槽までそれぞれの設備の点検と各種道具類の消毒が必要です。
今年は上槽時の醪の詰まりを防ぐことと清酒の香りなどの改善を目的に、藪田の上槽機の圧搾板に張る布も新しいのを用意しました。
出来上がった酒の最後の仕上げの火入れ(熱殺菌)や瓶詰めの段階で、熱酒を短時間で冷ます為の熱交換機なども取り入れる計画です。
これを導入出来れば、今までの水を掛けたりして温度を下げてた手間が大幅に改善されると共に、より繊細な温度管理が出来るようになります。
熱酒の温度を出来るだけ短時間に下げることで酒が高温に晒されて受けるダメージの軽減に繋がり、酒の劣化を極力防げます。
せっかく丹精して仕上げたお酒ですので、最高の状態でお客様にお届け出来るよう、あれこれと無い頭と予算をひねっています。