北庄司酒造店 会長の独り言

北庄司酒造店 会長の独り言

 元三代目蔵主、会長による「酒蔵と趣味」のお話です♪

7月9日から15日まで上本町の近鉄百貨店で大阪産の山田錦や雄町を使った「北ラベルシリーズ」や堺市上神谷産の山田錦を使った清酒「上神谷(にわだに)」などの試飲販売会を開催させて頂きます。

 

途中の12日(土)には泉佐野市のりんくうタウンで開催される「まるかじりジャパン全国物産館」に弊社も参加させて頂きます。

今回は5,000円分のさのぽポイントの還元が予定されてるそうなので、大勢の人が訪れてくれそうです。

 

7月30日から8月12日までの2週間は、堺市の高島屋泉北店にて、地元の上神谷(にわだに)で農薬や化学肥料を一切使用せず自然農法で育てた山田錦100%仕込みの清酒「上神谷」を中心とした試飲販売会の開催です。

週末の金土日曜日と祝日、長男が売り場に立たせて頂いてお酒の案内をさせて頂きます。

今回は純米大吟醸の醪を袋吊りして滴り落ちた貴重な「雫酒」から、敢えて1割磨きに抑えた山田錦を使いアルコール添加無しで仕上げたお酒まで、清酒上神谷の全種類を試飲して頂く予定です。

 

その後8月13日から19日まで阿倍野近鉄百貨店本店の地下1階お酒売り場にお邪魔して試飲販売会をさせて頂きます。

今ではすっかりお盆休みの恒例行事となり、御馴染みになって下さってるお客様もいらっしゃって、弊社でも欠かすことの出来ない行事に成りました。

 

以上の催しを全て終了させて頂きましたら、翌日の20日から24日まで夏季休暇を執らせて頂くのが、弊社のこの夏の暦になっています。

 

 

私と長男と次男、それぞれ犬を飼っています。私の処ではビションフリーゼとペキニーズのミックスの「ミルク」で、近くのホームセンターにやって来て2ヵ月余り経っても嫁入り先が決まらず、段々大きくなって来てたのを連れて帰って、この5月で満12歳に成りました。

 

 

長男の処はマルチーズとシーズーのミックスの「ピーター」で今年5歳。

 

 

次男は2月からゴールデンレトリバーを飼い始めました。名は「つくね」、生まれて2ヵ月足らずでやって来て、現在生後6ヵ月半くらいですが、体重は30㎏を超えました。

 

 

それぞれ性格も違ってて、小さな頃の育て方や環境も影響してくるんでしょうねぇ。年を取るに連れて、したいことや好き嫌いなど、自分の意思もしっかり主張してきます。

 

先日、処分されそうになった犬や行き場を失った犬の保護と里親探しをされてるご夫婦の活動が報道されていました。

 

犬を身動き取れない狭い檻に閉じ込め単なる繁殖道具のように取り扱ってたブリーダーの処から保護された犬や、引っ越しの時に捨てられた犬など、それぞれ飼い主に恵まれなかった犬たち、目の表情や動作などに不安そうなおどおどした気持ちが見て取れて、今まで愛情も受けずに育って来たんやなぁと可哀そうに感じました。

 

コロナ渦の最中、犬や猫を飼う家庭が増えたそうですが、中には大きくなって可愛くなくなったから捨てるといった、とても人間とは思えない輩も出て来てるんだそうです。

 

 

この日本、ペットを単に金儲けの材料にしか見てないブリーダーや、モラルに欠ける身勝手な飼い主など、動物愛護の面では欧米に比べ随分遅れてる処があるようで、あるものを大切にする心の教育が、今の時代一番必要なことやないかと思ったりします。

 

 

6月7日、8日の2日間、りんくうアイスパーク芝生広場にて泉佐野カレーサミット2025が開催されています。

 

工夫を凝らした様々なカレーや、地ビールを始め各種飲み物、スイーツなど沢山のお店が軒を連ねます。

弊社も昨年に引き続いて、長男が「犬鳴豚酒粕カレー」持参で出店しています。

 

オートバイ好きの次男がライダーズカフェをやりたいと、酒蔵の一部を改装して始めた土日祝日のみ営業の「蔵モトカフェ」のメニューに入れてた、犬鳴ポークの焼肉を添えたカレーに、長男が大吟醸の酒粕を加えてアレンジしたものですが、昨年これが好評だったお陰で今年も参加資格を得ることが出来たんだそうです。

 

今年は2日間の長丁場に成るとかで仕込みの量も多く、昨日は家内も駆り出され、朝から夕方まで幾つもの鍋を掻き回すのに疲れ果てて、今日は肩から腰まで痛いと泣いています。

 

長男も昨年以上の成績を上げたいと、何日も前から準備に力を入れてたようなので、全部売り切れるくらい盛況になって、頑張った甲斐があれば良いなぁと祈っています。

 

 

酒造りに携わっている者にとって、お米は最も重要なもの。佳いお酒を造りたい、その為に良いお米を手に入れたい、そんなことで今までお米に関して色んな知識を少しは得て来たつもりですが、農業政策に付いては理解出来ない処が沢山ありました。

 

私達の周辺の農業も最近かなり変化しており零細な農家さんでも年中何らかの収穫が出来るよう多様な野菜を作り、道の駅などの身近な産直のお店で販売されて、毎月収入が見込めるよう工夫されてる処も増えています。

 

またネットなどを活用して直接消費者の方々に販売されてる処も多く見られるように成ってきました。

 

これからの農政は、規模に応じた農業のやり方の指導などに力を入れるべきで、今までのような大も小も十把一絡げの、その場の一時しのぎのやり方では、特にお米に関する農政は立ち行かなくなってくる、いや、既に立ち行かなくなっていると感じます。

 

献金や票が目当ての偏った方向しか見ていない農水族議員では、消費も含めた全方位的な農政の改革は無理でしょう。

 

此れからの稲作は、やはり経費を薄めることが出来るよう規模を大きくした集約農業にすべきで、15ha以上の農場では昨年値上がりする前のお米の価格でも利益の確保が十分出来ていたと聞きました。

 

今回の米騒動、農水省もJAも、将来の日本の農業を見据えた政策に組み立て直す機会を与えて貰ったのではないかと思いますが。

 

 

先週、いつもの様にヤフーオークションの盆栽鉢のコーナーを覗いているとアレッと思う鉢が眼に留まりました。

 

    14.7×11.3×6.0(間口×奥行×高さ)単位cm

 

出品者の商品案内では作者は「獅子丸」と成ってますが、此れは紛れもなく「三琇一陽」の手に寄るものです。白交趾を狙ったのが窯変を起こし、一陽の蕎麦釉と呼ばれる発色をしたものです。

 

 

「獅子丸」であれば付いてる価格は高過ぎて誰も入札しないでしょう。「三琇一陽」の戦前の出来の良いこのサイズの作品だと、逆にかなりお買い得かと思われます。ビックリマーク

 

此れはチャンスかもと思い、数日後の出品終了まで様子を伺うことにしました。案の定、終了日前日に成っても入札無し。愈々最終日、終了時間が近付いて来ましたが、未だ入札はありません。

 

私が入札した後に追って来られるのが嫌だったので、終了間際、残り1分を切るまで待って入札しました。

やったー !! 落札出来ました。音譜

 

 

本日届いたので早速確認すると、戦前の作品に使われている「一陽」の丸落款が入っていて、私の眼に狂いはありませんでした。口笛

 

終活で、蒐集品の処分を急がねばならないのに、また一つ増やしてしまって、家内にばれたら怒られそう。ガーン