この花何だかわかりますか?
北海道の方なら今頃に必ずと言っていいほどよく見かける花です。
名前はノラニンジンと言います。
見た目は小さな花が集まった可愛らしい感じです。名前の通りニンジンになる以前の野生種で、ニンジンのように根が大きく肥大することはなく、食用には向かないようです。
高温多湿には弱く、主に北海道の道央、道南で異常繁殖していて、今の時期はどこもかしこもノラニンジンだらけなのです。
以前は少なかったのですが、異常な繁殖力で年々すごい勢いで増えています。
海外から持ち込まれた外来種で、北海道ブルーリスト(レッドリストの逆)にも登録されており、増えすぎで在来種を脅かす存在となっています。
こちらは花が広がる前の蕾だと思います。
こちらは歩道のわずかな土に生えています。
本当に少しでも土があれば入り込み、どんどん増えますが、刈り込みには弱いようで、管理された緑地等ではあまり増えていません。
在来種を脅かす存在とはいえ、もう駆除は無理だと思います。
これ以上増やさないように上手く付き合っていくしか無さそうです。