
当院では静脈瘤だけではなく、やけど、傷跡、皮膚腫瘍、巻き爪、眼瞼下垂症といった形成外科一般の治療も行っています。
なかでも、良性腫瘍のひとつ、粉瘤は全身どこでもできる可能性がある、診察頻度の高い良性腫瘍です。
特に背中や首の後ろはご自身ではなかなか目で見ることがないせいか、気がついたら結構大きくなっていた!
炎症をきたして膿んできてはじめて気づいた!
というかたも。
こちらは胸にできた皮下腫瘍を摘出しました。
この部位はケロイドの好発部位です。
手術の縫合を慎重に行わなければならない部位です。
摘出した皮下腫瘍です。
強い炎症があったためか周辺に瘢痕組織が形成されておりました。
粉瘤が炎症を繰り返しおこしていたようです。
ぜひみなさまも気になる腫瘍がございましたらお気軽にご相談にいらしてください
お写真の提供をありがとうございます。
皮下腫瘍は、サイズが大きくなると、筋膜に癒着してくる場合もあり、エコー検査で深さを調べます。
サイズも大きくなり、もし、全身麻酔での手術が適していると判断された場合は、総合病院にご紹介になることもあります
【手術の流れ】
①手術の前に、事前に血液検査を行います。手術は日帰り手術になります。
手術時間は腫瘍の種類、サイズや深さにより変わります。(平均30分から1時間のことが多いです)
健康保険の適応になります
②
手術の次の日に傷をみせていただきます。
今回のように、出血が溜まりそうな部位や腫瘍のサイズであれば、ドレーンとよばれる管をいれることがあります。その場合、2-3日、連日通院していただくことがあります。
③抜糸は術後1週間から2週間後に行います。
④摘出した検体は、病理検査に出します。
検査結果は1-2週間後に報告できます。(繁忙期やお正月期間は病理検査到着が長引くことがあります)
同じように、良性の軟部腫瘍、脂肪腫も摘出しています
↓以前に摘出した巨大な脂肪腫です↓
【皮膚腫瘍切除術 注意事項】
傷跡、瘢痕拘縮、赤み、腫瘍の再発、麻酔のアレルギーなどの可能性があります。
部位によってはケロイドのリスクの可能性があります。
病理検査結果によってはお支払いする金額が変わる可能性があります。
12月は28日土曜日まで診療しています